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【CARとれんどリターンズ】デザイン一新 コンセプトは心地よさ ホンダ フィット

シルバーとライムグリーンのツートーンカラーが印象的なフィットNESS(ネス)。軽快なドライブを楽しめる=山梨県富士河口湖町(ソニー α7RⅣ FE70-200mm F2・8GM)
シルバーとライムグリーンのツートーンカラーが印象的なフィットNESS(ネス)。軽快なドライブを楽しめる=山梨県富士河口湖町(ソニー α7RⅣ FE70-200mm F2・8GM)
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 ホンダのベストセラー「フィット」が2月にフルモデルチェンジした。半年で5万5000台を販売した人気車は、これまでのシャープなデザインを一新、やさしい雰囲気に包まれる。〝心地よさ〟をコンセプトにした4代目は、いたずらに数値を追わず、乗る人が気持ちよくなるようなクルマを目指したという。売れ行き好調なホンダの自信作に試乗した。

(土井繁孝、写真も)

 4代目はグレードが増え「BASIC」・「HOME」・「NESS(ネス)」・「CROSSTAR(クロスター)」・「LUXE(リュクス)」の5種類に。ネスはフィットネスをイメージさせるスポーツタイプ、クロスターはSUV風で、リュクスは豪華装備がウリ。

 さらに1・3リッターのガソリン仕様と、1・5リッターハイブリッドがあり、それぞれにFFと4WDが用意されるので、合計20種類となる。

 さらにボディーカラーが25種類から選択可能。ホンダの意気込みは分かるが、悩み始めるとキリがなくなってしまう。

■未来のクルマをイメージ

 今回試乗したのは「e:HEV」と呼ばれるハイブリッドシステムを搭載するネス。ライバルは前回紹介したトヨタのヤリスが最右翼で、月間販売台数でも熾烈(しれつ)な競争を繰り広げている。

 エクステリアのイメージが「柴犬」というだけあって、スポーティーなヤリスに比べて、丸みをおびたヘッドライトが愛らしい。

クリーンで広々としたインテリア。シートは座面が高く見通しもいい
クリーンで広々としたインテリア。シートは座面が高く見通しもいい
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 インテリアはシンプルで機能的。シフトレバーの後ろにある「テーブルコンソール」は、大きめのバッグも余裕で置けるので、ちょっとした小物もすぐに取り出せる。

 ステアリングは2本スポークで、隙間からは7インチの液晶パネルが見える。これまで乗ったクルマの中でも、一番シンプルなメーターだ。表示する情報も最小限で、未来のクルマをイメージさせる。

 パーキングブレーキは、指一本で操作できる電子制御のスイッチ式が採用されている。シートは座面が高く、極細のフロントピラーと相まって見通しがいい。

 収納スペースも多く、女性に人気があるのもうなずける。ただ若者をターゲットにしたクロスターは、もう少しスポーティーなデザインでもいいだろう。

■運転支援 完成の域に

 フィットのすごさを感じたのが安全運転を支援する「ホンダセンシング」。11ある機能の中でも、クルーズコントロールと車線維持支援システムは完成の域に達した感じだ。

 高速道路などで利用する機会が多いクルーズコントロールは、アクセルの踏み加減やブレーキの利き具合が人間の感覚に近づき、違和感がない。

シンプルなメーターと2本スポークのステアリングがオシャレだ
シンプルなメーターと2本スポークのステアリングがオシャレだ
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 車線の中央を走るレーンキープアシストシステムも正確さを増している。クルマのふらつきを防ぐ機能だが、先を読んだなめらかな制御でカーブにも対応する。高速道路で雷雨に遭遇したが、車線が見えにくくなるような豪雨でも、レーンの中央をキープし続けてくれた。

 あえて弱点をあげれば、山道を車線いっぱいに走らせると、コンピューターがクルマを中央に戻そうとするのか、フロントタイヤが嫌な動きをする気がした。システムをオフにすればいいだけだが…。

 すべてに心地よさを感じるフィット。それがセールスポイントだが逆に言えば鋭さはない。〝ドライビング〟を楽しむのでなく〝ドライブ〟を楽しむためのクルマともいえる。

 これだけのラインアップをそろえるなら、とがったグレードがあってもいいと思うのは贅沢だろうか。

ホンダ フィット e:HEV NESS(FF)

定員       5人

全長       3995ミリ

全幅       1695ミリ

全高       1540ミリ

車両重量     1200キロ

エンジン   1496cc直列4気筒ハイブリッド

出力

(エンジン)    98馬力

(モーター)   109馬力

燃費

(WLTCモード) 27・4キロ

車両本体価格   222万7500円

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