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【通崎好みつれづれ】地ビールの魅力

書籍『ビールの自然誌』の訳者の一人、三中信宏さん
書籍『ビールの自然誌』の訳者の一人、三中信宏さん
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 厳しい残暑が続き、ついビールに手が伸びる。

 そう書き起こしたが、最近は、年中いろんな味のビールを楽しんでいるような気がする。

 平成6年に酒税法が改正され、免許取得に必要な年間製造量が大幅に引き下げられたことにより、全国各地に小規模な地ビール(クラフトビール)のメーカーが誕生した。それまで日本では、大手企業のビールが主流だったが、今や日本でもビールメーカーは400を数える。地元京都でいえば、日本酒の「黄桜」が造る「京都麦酒」が古株だろうか。「地ビール」を看板にするバーが随分増えてきたことからも、日本にも確実に地ビール文化が根付いてきたといえるだろう。

 最近、ビールに関する興味深い書籍に出合った。分子系統学者ロブ・デサールと古生物学者イアン・タッターソルによる『ビールの自然誌』(勁草書房)だ。

 本書はビールという人類最古とされるアルコール飲料に関し、醸造の歴史や進化などあらゆる角度から検討され、科学の言葉であくまでも文化的に解き明かされる。ビール腹にも二日酔いの仕組みにも納得だ。

 私がこの本を手に取ったきっかけは、訳者の一人、三中信宏(みなか・のぶひろ)さん(62)とある会議でご一緒して意気投合したこと。農学博士(東京大学)で、進化生物学・生物統計学がご専門の三中さんは、京都生まれの京都育ち。おまけに京都聖母学院幼稚園時代マリンバを習っておられたそうだ。今でもご実家には、当時まだ珍しかったマリンバをお持ちで、ご自身アマチュアオーケストラで打楽器を演奏されている。

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