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オンラインでサックス100日指導、初心者にコミットした

100日間のオンラインレッスンを経て、ステージに立つ大倉直己さん=8月2日、岡山市北区の「イマージュ」(大倉さん提供)
100日間のオンラインレッスンを経て、ステージに立つ大倉直己さん=8月2日、岡山市北区の「イマージュ」(大倉さん提供)
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 オンラインによるレッスンだけで、人はどこまで楽器がうまくなれるか-。こんな「実験」が岡山市を舞台に行われた。“被験者”は音楽未経験の男性で、100日間、オンラインによる指導と自主練習のみでサックスを学び、ライブ演奏に臨むというものだ。一風変わった挑戦は成功したのだろうか。そして、新型コロナウイルスの感染拡大で楽器のレッスンで教室に通うことが難しい中、チャレンジが浮き彫りにした課題とは-。(織田淳嗣)

素人がある日突然

 岡山市北区の保険会社「キョウエイ藤原保健事務所」に勤務する大倉直己(なおき)さん(24)は4月のある日、藤原啓介社長から声をかけられた。「100日間のサックスのオンラインレッスンと、それを終えてのライブ出演」だった。

 「冗談かと思った」と大倉さん。しかし、藤原社長は大真面目。社員教育の一環として「未挑戦の分野で一つの物事を成し遂げさせたい」と考えたのだった。

 藤原社長はこうした考えを、知人で吹奏楽器販売店・教室を運営する「服部管楽器」(同市北区)の服部悟社長(38)に相談。服部社長はコロナ禍を受けて「これから、すべてオンラインでできなくてはならない時代になる」と感じていて、オンラインレッスンの企画が持ち上がった。

 「本当にやることになって大変驚きました」。大倉さんはこれまで特に楽器演奏をした経験はなかった。

レッスンと自主練と

 4月24日、服部管楽器からサックス1台を借り、レッスンが始まった。

 週に1、2度、服部管楽器の店舗備え付けの練習室に行き、パソコンを起動。内蔵のカメラを通じ、店舗の別室にいる講師の武田有梨さん(25)から指導を受けた。当初は自宅でレッスンを受けることも考えたが、大きな音が出てしまうため、練習室に変更したという。オンラインならではの事情だろう。

 課題曲は、英ロックバンド、クイーンの「Don’t Stop Me Now」と、日本の人気バンド、King Gnu(キングヌー)の「白日」の2曲。服部社長によると、「決して簡単すぎない、背伸びすれば演奏できる曲」だ。

 レッスンでは、演奏するための指の使い方や、音の強弱の付け方などの指導を受けた。「先生の手元が見えないことがありました。でも、そもそも楽器のレッスンが初めてだったので、それが不便かどうかも分かりませんでしたが」と苦笑する大倉さん。レッスン以外も自宅で楽譜を読んだり、指使いを確認したりと、毎日約1時間の自主練を欠かさなかった。

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