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10倍価格で取引も コロナで「鉄塔カード」プレミア化拍車

関西電力送配電が作製した鉄塔カード=大阪市北区
関西電力送配電が作製した鉄塔カード=大阪市北区
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 全国各地の送電鉄塔を題材にした「鉄塔カード」が静かなブームとなっている。大手電力各社のグループ会社が手掛けており、迫力ある鉄塔写真に「パリのエッフェル塔のような美しさ」「その高さは見るものを圧倒する」といった説明文が添えられている。数量限定のため入手困難で、インターネット上では元値の10倍以上で取引されることもある。新型コロナウイルスの感染拡大で配布イベントも中止になり、プレミア化はますます進みそうだ。(岡本祐大)

販売会で行列

 カードは各社とも縦9センチ、横6センチ程度に統一。表はそびえ立つ鉄塔の写真で、裏には名称や電圧、高さなどのデータが記載されている。説明文には「27万5千ボルト設計で建設された全国初の超高圧送電線」といった技術的な特徴や、「我が国の発展と近代化に大いに貢献した」など設置の背景がまとめられている。

 先駆けとなったのが、東京電力ホールディングスの送配電会社、東京電力パワーグリッド(東電PG)だ。もともとは送電工事会社の会社説明会などで配り、鉄塔をはじめとする事業内容に興味を持ってもらおうとしたのがきっかけ。各地で作られて人気を集めた「ダムカード」や「マンホールカード」を参考にしたという。

 昨年3月に製作された第1弾は、同社管内の4万基を超える鉄塔の中から栃木県内の4基を選出。同年8月に東京都内で開いた販売会では、整理券を求めるファンの行列ができたという。

 「予想以上の反響」(同社広報)を受けて今年6月、Jパワー(電源開発)グループの電源開発送変電ネットワークとともに、今度は群馬県内の鉄塔を取り上げた第2弾を製作した。

風景との調和も

 東電PGに続いたのが、関西電力グループの関西電力送配電。今年4月の関電の送配電事業分社化に合わせて「高さナンバーワン」「国内初の50万ボルト設計の直流送電線鉄塔」など4種類を作製。5千セット限定生産のシリアルナンバー入りで、コレクター心理をくすぐる。

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