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「#スポーツを止めるな」支援団体発足 コロナ禍の高校生アスリートを救え

 採用側にとっても、「ラグ止め」は画期的なアイデアだった。大阪体育大ラグビー部で採用を担当する久門大朗チームディレクター(TD)は「普段足が運べない高校や地域の選手の映像が見られる。こんな子がいたんだという発見があった」と評価する。実際に選手を見ることがリクルートの基本ではあるが、地方大会は日程の被りがあったり、せっかく視察に行っても目当ての選手が出ていなかったりとデメリットがある。久門TDは「競技人口の少ないラグビーのことを考えると、いい人材が埋もれていくのは悲しい。コロナ禍に関わらず、『ラグ止め』は表に出る機会の少ない子にスポットが当たる面白い取り組み」と話す。

 ただ、投稿された動画が、選手らの「好プレー集」になってしまっていることは課題の一つ。久門TDは「採用側が求めているのは、華のあるプレーではなく、いかに80分間で黙々と基本に忠実なプレーができるか。できれば好プレー集ではなく、1試合を丸々見られるような仕組みになればもっといい」と指摘する。

 ハッシュタグの「止めるな」には、大盛況に終わった2019年ラグビーワールドカップ(W杯)の勢いをつなぐ意味と、子供たちに次のステージでの活躍を諦めないでほしいという思いを込めた。野沢さんは、「苦しい状況だが、できることはあるはず。スポーツ界全体の動きになって、多くの選手のキャリア創出の場になってほしい」と期待を寄せた。

(運動部 川峯千尋)

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