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【近ごろ都に流行るもの】「フェーズフリー」レシピ 日常の手抜き料理が防災食に

 「食べることは生きること」。健康な人は数日食べなくても死にはしない。だが非常時、「食べ物を口に入れることでほっと落ち着き、パニックが防げる。それには、食べなれた味でなくては。だからフェーズフリー」と飯田さん。これならば、非常食が防災袋の中で期限切れ…なんて失敗も起きない。また、水をジッパー付き袋に入れて冷凍庫で板状に凍らせておくこともすすめる。「保冷剤として使え、溶けたら飲めて無駄がありません」

 防災風呂敷講師でもある飯田さんは、撥水生地で1辺140センチの大判風呂敷を持ち歩いている。普段はエコバッグ。災害時には目隠しや運搬、防寒、防雨など、さまざまに活躍するフェーズフリーグッズだ。「備えは発想。最後は雨水でも生きられると、大きく考えていてください」

 フェーズフリーとは、防災工学が専門の社会起業家・佐藤唯行氏が平成26年に提唱した、災害大国日本発祥の言葉だ。「平常時」と「災害時」のフェーズを取り払い、普段利用している商品やサービスが被災時にも適切に使えるように整え、QOL(生活の質)を守り、被害を低減することを目的とする。

 平成30年には、佐藤氏を代表理事に一般社団法人フェーズフリー協会が発足。飯田さんも「アクションパートナー」として賛同し、普及に努めている。

 天災は忘れたころにやってくる…。とは、戦前の物理学者で随筆家としても知られた寺田寅彦(1878~1935年)の箴言だが、近年は異常気象で、忘れないうちに頻発している。「いつも」と「もしも」の壁を低くすべしだ。

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