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注意して山を楽しもう 登山家で山岳ガイドの天野和明さん(43) 

新型コロナウイルス時代の登山を語る登山家で山岳ガイドの天野和明さん=甲府市(渡辺浩撮影)
新型コロナウイルス時代の登山を語る登山家で山岳ガイドの天野和明さん=甲府市(渡辺浩撮影)

 新型コロナウイルス感染拡大で登山道閉鎖や登山の自粛要請が行われるなど山の事情は様変わりしている。8千メートル超の山を6つ登頂し、「登山界のアカデミー賞」と呼ばれるピオレドール賞を受賞したこともある山梨県甲州市在住の登山家で山岳ガイドの天野和明さん(43)に注意点などを聞いた。(渡辺浩)

 甲州市の山間部で生まれ育ったのに、若いころは海外の高い山にばかりあこがれて、故郷の山々にはそんなに魅力を感じていませんでした。

 でも経験を積むうちに見方が変わりました。地元の山が美しいことに気付いたのです。たくさんの雨や雪によって、森や沢がはぐくまれています。大学生のときから東京に住んでいましたが、一昨年に甲州に戻ってきました。大菩薩連嶺などを「甲州アルプス」と呼ぶことを提唱しています。

 「登山withコロナ」の時代に気を付けることは(1)体調の悪いときは登らない(2)人との間隔を2メートル空ける(3)食品のやり取りをしない-といった点で、日常生活の注意点とあまり変わりません。山を歩いているより、行き帰りの交通機関のほうが危ないと思います。

 私の所属する日本山岳ガイド協会が作った動画「これからの山登り~みんなで学ぶ安全登山」がユーチューブにアップされていますので、ぜひ参考にしてください。

 日常生活と違うのは山小屋を使う場合です。どこも定員を減らすなど対策を取っていますが、狭い空間である以上、マスクを着けるなど十分注意することが必要です。

 山に登るのは元々事故や体調不良のリスクがあるのですから、そこに新型コロナ感染の可能性が加わったことを認識して、正しく恐れて山を楽しんでほしいと思います。

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