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休園中も動物に野菜の差し入れ 木下大サーカスが誓う再起

木下サーカスの空中ブランコショー(同社提供)
木下サーカスの空中ブランコショー(同社提供)
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 新型コロナウイルスは「世界三大サーカス」の一つも直撃した。明治35(1902)年に旗揚げされた木下サーカス(岡山市)は新型コロナの感染拡大で営業収入が9割以上も減少したという。「子供たちに夢を与えるサーカスを何とか続けたい」。同サーカスはクラウドファンディング(CF)を活用し、支援を呼びかけている。

売り上げ95%減

 木下サーカスは日本全国で年間4、5回にわたり、2千人規模の会場で、空中ブランコや猛獣のショーを披露。年間で計100万人以上を集めるという。

 だが、今年はほかのエンターテインメントなどと同様、新型コロナの影響をもろに受けた。

 2月末、新型コロナの感染拡大を受け、3月8日まで予定していた福岡公演を途中で終了。続く金沢公演(3月22日~5月31日)は、通常の収容人数の半分の900人に限定して実施したが、結果的には3月28~30日の3日間のみの開催となった。公演中には「いつクラスター(感染者集団)が発生するか分からないのに、なぜやるのか」などと批判のメールも寄せられたという。中止した約10日後に石川県ではクラスターが発生しており、取締役の木下英樹さん(41)は「結果としては早い判断になった」と振り返る。

 その後、新潟公演(6月20日~8月31日)は、まるごと中止に。3公演の中止・縮小で売り上げは前年の90~95%減にもなる。

看護師からの寄付

 公演が行われていない間でも、ライオンやゾウといった動物たちのケアやトレーニングは必要。トレーナーは、動物が子供の頃から育てているといい、木下さんは「人の子を育てるのと同じで並大抵のことではない。世話をし、トレーニングをして築かれた信頼関係でショーは成り立っている」と話す。

 一方このころ、こんなことがあった。

 約100人の団員は金沢市内での滞在を延長し、外出を控えながら待機し、練習を続けていた。すると、近隣住民から動物へ野菜が差し入れられ、五百円玉を大量に入れた貯金箱を持参して寄付してくれた人もいた。近くの病院の看護師からは「気を落とさないでください」と書かれた励ましの手紙とともに、10万円の寄付金が送られた。

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