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「ボク、温泉たぬきのおんちゃん」 浅間温泉のゆるキャラがジワジワ人気 長野県松本市

浅間温泉のキャラクターとして、ジワリと人気を呼んでいる「おんちゃん」(峯村哲朗さん提供)
浅間温泉のキャラクターとして、ジワリと人気を呼んでいる「おんちゃん」(峯村哲朗さん提供)
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 長野県松本市の「奥座敷」として知られる浅間温泉のゆるキャラ「おんちゃん」が、ジワリと人気を呼んでいる。デブっとした姿態がユニークな雄のタヌキで、垂れ下がった大きな目や口角の上がった笑顔はとても優しそうな印象を与える。ツイッターなどの会員制交流サイト(SNS)を通して、温泉街の街並みなどを紹介しているほか、手ぬぐいなどのグッズの売り上げも好調だ。おんちゃんに会いに行こう-。(松本浩史)

そこにタヌキがいた

 おんちゃんは、「温泉たぬきのおんちゃん」アカウントで、温泉街の道は細い場所が結構あると説明したり、7月上旬に長野県を襲った豪雨の際は「大雨が心配」などとツイートしている。インスタグラムでも源泉の湧く場所や寺院を紹介し、インバウンド(訪日外国人旅行者)と“雑談”する様子も投稿されている。

 「生みの親」は、さまざまなデザインを手掛ける「Hot(ホット) Butter(バター) Club(クラブ)」代表の峯村哲朗さんだ。命名は「温泉」の「温」にちなんだ。活動を始めてまだ半年ほどだが、フォロワーも少しずつ増えているといい、ツイッターには「かわいい」とほめそやすツイートもある。「おんちゃんがきっかけで、『浅間温泉に行ってみよう』というツイートが来たときは、とてもうれしい」そうだ。

 峯村さんは昨年7月、SNSを活用するなどして温泉街の魅力を発信する「おせっかい観光局」を知人と立ち上げた。活動をする中で痛感したのが「人の目にとまるキャラクターの必要性」。だが、温泉街にはキャラクターが存在しない。ところが、それが意外な場所から見つかった。

浅間温泉街に通じる県道に建っているゲート。「間」と「温」の文字の上部に雄と雌のタヌキが1匹ずつ描かれている。このタヌキが「おんちゃん」の祖先だ=長野県松本市(松本浩史撮影)
浅間温泉街に通じる県道に建っているゲート。「間」と「温」の文字の上部に雄と雌のタヌキが1匹ずつ描かれている。このタヌキが「おんちゃん」の祖先だ=長野県松本市(松本浩史撮影)
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「日本のへそ」から?

 温泉街に通じる県道に「浅間温泉」と大書されたゲートがあり、「間」と「温」の文字の上に雄と雌のタヌキが小さく描かれている。峯村さんによると、約30年前に造られたゲートだが、タヌキは温泉街のPRに全く使われていなかったという。おんちゃんは、その子孫という位置づけにした。

 そもそもなぜタヌキがゲートに描かれたのか。長野県では複数の自治体が日本の中心地をアピールしていて、松本市もその1つ。浅間温泉街に「本州中央の地」と刻まれた碑が建っている。「『本州のへそ』なら『タヌキのへそ』ということになり、タヌキが描かれたと聞いています」(峯村さん)。

 約30年の時を経て現れた「救世主」となった。

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