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アマビエ・ヨゲンノトリがお札のような「封ジノ酒」

酒造4社による統一ラベルで売り出された「封ジノ酒」
酒造4社による統一ラベルで売り出された「封ジノ酒」
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 新型コロナウイルスの感染拡大で一躍有名になった妖怪「アマビエ」と「ヨゲンノトリ」をラベルにデザインした清酒「災ヒ封ズル厄除ノ酒 封ジノ酒」が発売された。愛媛県大洲市などの蔵元4社の共同企画。地元の八幡神社で厄よけの祈念も行っており、新型コロナの“清めの酒”として人気が出そうだ。

八幡神社で祈念

 小谷酒店(同市)の小谷順一代表が、取り引きのある養老酒造(同市)▽酒六酒造(同県内子町)▽千代の亀酒造(同町)▽協和酒造(同県砥部町)-の4社に声をかけ、売り上げが半減するなど各社とも苦境に立たされていることから企画が実現した。いずれも旧大洲藩の領内にある会社であり、できあがった「封ジノ酒」は大洲領総鎮守だった八幡神社で厄よけを祈念した。

 「封ジノ酒」は4社それぞれの吟醸酒が詰められている。ラベルはカラーリングがそれぞれだが、デザインを統一。1升瓶(1・8リットル、税込み3300円)はヨゲンノトリ、4合瓶(720ミリリットル、同1700円)はアマビエを描いている。

 ラベルをデザインしたのは、大洲市在住のグラフィック・デザイナー、沖野恭平さん。カタカナを使用した理由は「インスピレーションで、お札のような雰囲気にした」と明かす。

 また、アマビエやヨゲンノトリについては「江戸時代の文献に出てくるが、姿形は正式なものはないのでシンボリックな紋のようにデザインした」と話す。

 アマビエは疫病を予言したとされ、新型コロナ禍でまんじゅうや置物などさまざまな商品が出ている。沖野さんは「かわいいというイメージも定着してきているので、小さい瓶のラベルに採用した。一方、コレラの流行を予言したとされるヨゲンノトリは頭が2つある鳥。大きい方の瓶に採用した」という。

豪雨災害も乗り越え

 「封ジノ酒」を企画した小谷代表の酒店は2年前の西日本豪雨で浸水し、1カ月半営業できなかった。その苦難を乗り越えたところを襲ったのが新型コロナだった。

 小谷代表は「大洲藩という御旗(みはた)の下に一つになり、新型コロナも含めてさまざまなあしきものを封じ、地域の繁栄、産業の隆盛を願った」と、「封ジノ酒」に込めた思いを語る。

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