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【マッキーの動物園日記】国内のジャガーの3分の1が子孫というベテランママに妊娠の兆候

 大阪市立天王寺動物園では、新型コロナウイルスの影響で休園していた期間に同居をしたジャガーのペアの間に赤ちゃんができた様子です。

 「動物園マニア」の目線で動物園経営を進めている牧慎一郎園長が、ベテランママ、ルースの懐妊の兆候について紹介しています。

 以前、本連載でジャガーの初同居についての記事を書きましたが、今回はその続報です。

 当園では、メスのルース(11歳)と若いオスのロン(5歳)のペアを飼育しています。昨年の夏に上海動物園との動物交換でロンに来てもらって、2頭の間でのペアリングを試みてきました。

 ルースは、これまで2度の出産(2014年、2016年)で4頭の子供を育てた経験のあるベテランのジャガーです。ルースの子供たちは、それぞれ京都、高知、静岡、愛媛の動物園へ引っ越しました。そのうち、高知に行ったメスのココちゃんは高知で子供を2頭産んで、そのうちの1頭が沖縄の動物園に引っ越しています。

おなかが大きくなってきたジャガー「ルース」
おなかが大きくなってきたジャガー「ルース」

 現在、国内の動物園では10園で16頭のジャガーが飼育されているのですが、そのうち6頭がルースの子孫。ルース、すごい!

 さて今回、ルースとロンのペアリングはコロナでの休園期間中に行いました。4月22日に同居させた際に交尾がうまくいった様子。その後、5月から6月にかけてルースの発情が見られず、最近はおなかが少し大きくなってきたように見えます。これは懐妊している可能性が高そうです。

 ジャガーは交尾排卵をするといわれています。交尾の刺激によりメスが排卵をするというもので、一度の交尾で妊娠する確率が高いのです。ジャガーの妊娠期間は100日前後。予定日を計算すると、7月下旬から8月上旬くらいかなと。

 これからが大事な時期。体調次第ではルースをごらんいただけない日があるかも。また、赤ちゃんが生まれたとしても、落ち着くまではしばらくバックヤードで飼育することになります。ルースが安心して出産や子育てをできる環境をつくってあげたいと思いますので、見守っていただければ。

 (天王寺動物園長兼改革担当部長 牧慎一郎)

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