PR

ニュース プレミアム

感染リスクだけじゃない海水浴 コロナの夏、変わる海

海水浴場が開設中止となった須磨海岸。波打ち際で遊ぶ人はいるが、遊泳客は見られない=18日午後5時ごろ、神戸市須磨区
海水浴場が開設中止となった須磨海岸。波打ち際で遊ぶ人はいるが、遊泳客は見られない=18日午後5時ごろ、神戸市須磨区

 「夏が来る頃には…」という淡い期待は打ち砕かれ、新型コロナウイルスの感染は再拡大の様相を呈している。夏の観光も大打撃を避けられない情勢になり、有名海水浴場では開設中止も相次いでいる。「それでも海と砂浜はなくならない」と遊泳を強行するなら、コロナのリスクだけでなく海自体の危険性が増していることに覚悟が必要だ。コロナの夏、変わる海水浴場の姿を追った。(鈴木源也)

「サメ除けありません」

 《今年の夏の須磨海岸は海水浴場ではありません》

 一見“謎かけ”のような看板が、砂浜のあちこちに設けられていた。

 神戸市須磨区の須磨海岸。毎シーズン数十万人が訪れる関西屈指のスポットだが、今夏は海水浴場の開設中止が決まり、週末も人影はまばらだ。水着の本格的な遊泳客は見当たらず、波打ち際で子供たちと散歩を楽しむ人がちらほらいる程度にとどまっている。

 自然の海岸としては昨年と変わらないが、市が予算措置を講じた海水浴場ではないから、更衣室もなければシャワー室もない。遊泳区域が設定されず、何よりサメ除けネットや監視員の設置といった安全対策が実施されない。

 神戸市ではそれでも泳ぎに来る人がいることを見越し、「救助・監視員を配置しておりません。サメ除けネットも設置しておりません」とのアナウンスを8月末まで流すという。同市海岸防災課の担当者は「感染防止のため、何より子供たちのお手本として、今年は須磨で泳ぐことを我慢していただければ」と求めた。

ライフセーバー確保困難

 同市が開設中止を決めたのは、更衣室やシャワー室、仮設のトイレなどで3密を避けられないことに加え、海難事故防止に欠かせないライフセーバーの確保のめどが立たなかったことが大きい。

続きを読む

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ