PR

ニュース プレミアム

【プロが指南 就活の極意】面接で学業が評価される理由

合同企業説明会に集まった大勢の学生ら。新型コロナウイルスの影響で、今年の就活は様変わりした=2019年3月、千葉市の幕張メッセ(納冨康撮影)
合同企業説明会に集まった大勢の学生ら。新型コロナウイルスの影響で、今年の就活は様変わりした=2019年3月、千葉市の幕張メッセ(納冨康撮影)

 大学でレポートが課されたり、試験が行われたりするなど、7月は成績に影響を及ぼす重要な月です。今までに評価されてきた成績も含め、成績が就職活動でも評価されると理解している学生は多くはありません。ここ数年はインターンシップを重視する企業が増えましたが、採用の選考基準として学業成績を考慮する企業が増えています。企業における学業成績の選考基準は、文系と理系で方法が異なるようですが、採用段階で学生の「素」の姿を見極める一つの方法になっています。

 欧米では各科目の成績から算出された学生のGPAが採用基準になっています。しかし、日本ではこれまでGPAを導入する企業はほとんどありませんでした。背景には採用方針の違いがあります。欧米の新卒採用は、大学の専攻と業務内容がある程度一致した職種別採用が中心ですが、日本では長期雇用を前提とした採用のため、大学の専攻と業務内容が一致しないことが多く存在していました。そのため、大学によってGPAで評価する大学と独自の評価をしている大学とで分かれていましたが、平成26年ごろから企業はGPAを評価する動きが見られたことで、これまでGPA評価を導入していなかった大学も導入するようになりました。

 学業成績が優秀であることが、果たして仕事ができることにつながるのかという問題は以前から論争の的となっています。それでもコミュニケーション能力など、いわゆる仕事に有益な能力と学業成績の間には緩い相関があるという研究結果が出ており、企業側も経験則として偏差値の高い大学の学生には仕事ができる人の割合が高いという感覚を持っています。

 そのため、学歴フィルターの実施や成績重視の動きは、基本的にこの考え方に沿った採用方法といえます。しかし、あくまで偏差値と仕事の能力に緩い相関があることを示しているだけですので、偏差値が高い大学の学生が皆、仕事ができるわけではないところに大きな落とし穴があります。

 それでも、企業が成績を含め学業を重視するようになった理由には、履歴書や面接だけでは分からない、学生の力を見極めることが狙いです。注目しているのは成績の良しあしだけではなく、苦手な科目から逃げずにしっかりと向き合う“耐える力”や“継続性”など努力の過程を評価しているようです。

 最近の学生は事前準備を入念に行うため、学生の本質的な性格や特性を測りづらい状況になっています。そのため、履修履歴を基に学業に対する姿勢や考えについて尋ねることで、「やりたいこと」だけでなく「やるべきこと」への取り組み方などを多面的に評価しようとしているのです。

 面接では年次が高い面接官ほど「学業で頑張ったこと」を質問するケースが増えています。学業についても自信を持ってアピールできるよう、今のうちから勉学に励む環境をつくってほしいと思います。(「内定塾」講師 齋藤弘透)

 ここ十数年で新卒の就職活動も大きく変化してきました。今年は特に変化の年になります!新卒の就職活動は、世の経済状況や世相を反映しやすく、年によって状況が異なります。東京、名古屋、大阪の主要都市を中心に全国12校舎を持つ、就活塾・予備校最大手の「内定塾」講師が、就活事情の最前線をご紹介します。

 内定塾:http://www.naitei-jyuku.jp/

 内定塾の志望動機:http://www.naitei-shiboudouki.com/

 内定塾facebook:https://www.facebook.com/naiteijyuku

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ