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元カープ北別府さん監修のドレッシング、農業高校出身の本格派

タマネギの収穫に参加し、笑顔を見せる北別府学さん=昨年6月、広島県安芸太田町(川中醤油提供)
タマネギの収穫に参加し、笑顔を見せる北別府学さん=昨年6月、広島県安芸太田町(川中醤油提供)
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 プロ野球・広島東洋カープの元エース、北別府学さん(63)が監修した「ケルたま 和風ドレッシング」(200ミリリットル入り、税別500円)の本格的な販売が7月、始まった。北別府さんの呼びかけで広島などの企業5社・団体が商品開発に取り組んだもので、タマネギを原料に、和風でさっぱりした味が特徴だ。それにしても、「名球会」投手がなぜドレッシングなのだろうか?

北別府アグリプロジェクト

 ドレッシング開発は、北別府さんが中心になって進めている「北別府アグリプロジェクト」で実施された。参画しているのは、老舗醤油(しょうゆ)メーカー「川中醤油」(広島市)▽農園を管理するNPO法人「広島横川スポーツカルチャークラブ」(同市)▽苗を提供する「タキイ種苗(しゅびょう)」(京都市)▽肥料を提供する「ハイポネックスジャパン」(大阪市)▽育成管理を担う、ホームセンターを展開する「ジュンテンドー」(島根県益田市)-の5社・団体。

 ドレッシングに使うタマネギは、タキイ種苗の登録商標「ケルたま」。血液がサラサラになるといわれるポリフェノールの一種「ケルセチン」を多く含んでいるという。広島県安芸太田(あきおおた)町の農園で栽培したこのタマネギを、甘みを引き立たせるために約30分かけてじっくりと加熱。ユズ果汁の酸味を加えて仕上げた。野菜にかけて食べてみると、3ミリにみじん切りされたタマネギの食感や甘みを感じる。ドロッとした見た目とは違い、さっぱりした口当たりだ。

 昨年7月、2250本限定で販売したところ完売。今年は広島県内を中心にチェーン展開しているスーパー「フレスタ」などに販路を拡大し、5千本限定で販売することになった。

「本格的に農業をしたい」

 現役時代、抜群の制球力から「精密機械」の異名を取り、昭和50~60年代のカープ黄金期を支え、通算213勝を挙げて名球会入りも果たした北別府さんは、宮崎県立都城(みやこのじょう)農業高校出身。趣味も家庭菜園での野菜作りだ。

 もっと本格的に農業をしてみたいと思っていた数年前、東京農業大学出身の川中醤油の会長、川中敬三(けいそう)さんと話す機会があり、意気投合。第1次産業の振興を通して地域創生を目指すことになり、北別府アグリプロジェクトを立ち上げた。

 北別府さんはドレッシング開発にも積極的に関与し、昨年6月のタマネギの初収穫に参加。川中醤油でドレッシングに加工された際にも提案するなどしたという。

 北別府さんは今年1月、成人T細胞白血病(ATL)を患っていることを公表。治療をし7月11日、退院したことをブログで公表した。自らもプロジェクトに参加している北別府さんの長男、大(ひろし)さん(32)は取材に対し、「父の病気が判明して暗礁に乗り上げかけたが、メンバー一丸となって成功させようとなった。ドレッシングを多くの方に味わっていただきたい」というコメントを寄せた。

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