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かつての「松井キラー」が監督で目指す打倒履正社・大阪桐蔭

部員を指導する浪速高監督の遠山昭治さん(中央)=7月1日午後、堺市南区(安元雄太撮影)
部員を指導する浪速高監督の遠山昭治さん(中央)=7月1日午後、堺市南区(安元雄太撮影)
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 新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった高校野球大阪大会の代替大会が、18日に開幕する。この大会で監督としての初陣を迎えるのが、浪速高(大阪市住吉区)の遠山昭治さん(52)。かつて阪神タイガースで中継ぎとして「松井キラー」の異名をとった左腕投手だ。昨年11月の監督就任後、コロナ禍で大会が相次いで中止になり、待ちに待った公式戦。大阪にひしめく履正社高、大阪桐蔭高といった強豪の打倒を目指し、采配をふるう。 (宇山友明)

 「うまい、うまい」「今の、いいプレーだ」

 今月1日、同校の野球部専用グラウンドには軽快にノックを打ち込む遠山さんの姿があった。練習中も、選手を見守る顔から柔らかな笑みが絶えることはない。「飛びぬけた選手はいないが、チーム力はある。全員野球という言葉が似合うチーム」と力を込めた。

 遠山さんの現役時代は波瀾万丈だった。熊本・八代第一高(現・秀岳館高)から、阪神が日本一に輝いた昭和60年のドラフト1位で入団。1年目からローテーションの一角に入り、8勝5敗の成績を挙げた。だが左肩を故障してからは思うような投球ができなくなり、平成2年のシーズン後、トレードでロッテへ移籍。7年には打者に転向したが、9年オフに戦力外通告を受けた。

 入団テストを受けて復帰した阪神で、運命を変える出会いがあった。今年2月に死去した野村克也監督だ。名将の下、フォームをオーバースローからサイドスローに変え、左打者相手の中継ぎ投手として再生。特に11年は巨人の主砲、松井秀喜さん(46)を13打数無安打に封じ、松井さんから「顔も見たくない」と言われる活躍を見せた。

 14年の現役引退後はプロ野球の解説をしながら、26年にプロ経験者が高校、大学生を指導する際に必要となる「学生野球資格」を取得。昨年6月に知人を通じて浪速高の臨時コーチに誘われ、11月、チーム再建のため監督に就任した。

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