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ルール改正も俎上にのる「密」なラグビー、アメフトの行く末

W杯日本大会のサモア戦で、モールからトライを奪う日本代表の姫野和樹(中央)。密集でのプレーはラグビーの醍醐味の一つだ=2019年10月、豊田スタジアム(松永渉平撮影)
W杯日本大会のサモア戦で、モールからトライを奪う日本代表の姫野和樹(中央)。密集でのプレーはラグビーの醍醐味の一つだ=2019年10月、豊田スタジアム(松永渉平撮影)

 プロ野球が3カ月遅れで開幕しサッカーJ1も再開するなど、新型コロナウイルスの影響で停止していたスポーツ界が徐々に日常の風景を取り戻しつつある。一方で同じ球技ながら今季の開幕が不透明なのが、ラグビーとアメリカンフットボールだ。激しい身体接触を伴う競技の特性上、感染リスクは不可避。大会の取りやめやルールの変更すら模索されており、楕円球の転がる先は見通せないままだ。  (岡野祐己)

魅力があだに

 全国に発令されていた緊急事態宣言の全面解除から6日後の5月31日。日本ラグビー協会が発表した活動再開に関する指針に、関係者の間で困惑が広がった。

 指針では、練習内容や人数を、(1)個人トレーニング(2)少人数でのランニングなど-といった5段階に区分。そのうち第5段階の接触プレーを伴う活動については「当面の間禁止」としたのだ。

 ラグビーの魅力は、トライにつながる鮮やかなパス回しだけでない。相手の攻撃を防ぐタックルや、スクラム、モール、ラックといった密集での攻防も大きな醍醐味だ。

 だが、こうした接触プレーには、当然ながら感染のリスクがつきまとう。実際、国際統括団体ワールドラグビー(WR)は5月28日、感染リスク低下を目的とした一時的なルール改正案を発表。接触プレーの回数や時間を減らすのが主眼で、スクラムの組み直しの禁止や、ラックとモールに加わる選手の人数制限などが打ち出された。

 改正案の採択は加盟協会や大会主催者の裁量に委ねられており、ラグビーの魅力を損なうとの批判的な見方もある。だがWRのボーモント会長は「最も重要なのは、ラグビーに関わる人の健康と福祉だ」と訴えている。

強豪の不参加も

 日本協会はその後、国内の感染状況の改善を受けて指針を改訂。7月1日以降は接触プレーの練習を段階的に再開することを認めた。だが、例年に比べ、各チームともスケジュールの大幅な遅れは否めない。

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