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【日本語メモ】日本語がつとにおぼつかない 

 新型コロナウイルス感染のニュースで、「クラスター」「ロックダウン」「ソーシャルディスタンス」「アラート」「オーバーシュート」「パンデミック」「ゾーニング」など、カタカナの専門用語が氾濫しています。新聞読者の皆さまからは、しばしば「意味が伝わらないので、日本語での表記・説明書きを」というご意見が寄せられます。「日本語では意味を正確に伝えにくいので、原語のままにしている」という側面があり、悩ましい問題です。これらのカタカナ語は「負の記録」として今年の「流行語大賞」にノミネートされるのでしょうか?

(1)涼しい日影で一休みする。

 「日陰」は「日光の当たらない所」(日本語大辞典)。一方、「日影」は「日の光。ひなた。~(2)日あし」(同)。どちらも読みは「ひかげ」ですが、「日影」は日の光そのものを表すので、意味は正反対となります。建築基準法では「日影」は「にちえい」で、「日の当たらない所」の意。「日影時間」というように使います。

(正解例)涼しい日陰で一休みする。

(2)大記録達成は、彼の普段の努力によるものだ。

 「不断」は「中断・途切れがないこと」。もしくは「優柔不断」の用例のように「断を下せないこと」。「普段」は「いつも。平生。日ごろ」(日本語大辞典)を表します。文脈によって「普段」か「不断」で迷う場合もあり、例文でも、「絶え間のない努力」なのか、「日ごろの努力」なのか、読み取りにくい面も。不断は「フ(●)/ダン」、普段は「フ/ダ(●)/ン(●)」(●にアクセント)と発音するという説明もあります。

(正解例)大記録達成は、彼の不断の努力によるものだ。

(3)地元でとみに有名な料亭で会食した。

 「とみに」は漢字で書くと「頓に」。「急に、にわかに」という意味です。用例としては「ここのところ、とみに寒くなってきた」などが挙げられます。「つとに」は漢字では「夙に」。「ずっと以前から。早くから」(大辞泉)を表す副詞です。例文は、以前から知られていることを示しているので「つとに」が正解です。

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