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【日本スプリントの挑戦(47)】飯塚翔太がコロナ自粛中に考えたこと

オンライン会議システムで取材に応じた陸上男子短距離の飯塚翔太。選手が走りを見てもらうことの価値について考えている
オンライン会議システムで取材に応じた陸上男子短距離の飯塚翔太。選手が走りを見てもらうことの価値について考えている

 世の中には、なぜか周囲を引き付ける人がいる。陸上男子短距離の飯塚翔太(ミズノ)もその一人だろう。200メートル日本歴代3位の20秒11、2016年リオデジャネイロ五輪400メートルリレー銀メダルなど堂々たる実績も然ることながら、29歳の穏やかな性格も要因として大きいように感じている。

 そんな彼も新型コロナウイルス感染拡大の影響とは無関係ではいられなかった。練習拠点としているナショナルトレーニングセンター(東京都北区)が4月8日から使用できなくなり、全力で走れる環境を失った。先行きが不透明な中、約7週間にわたって、たった1人で夜中に自宅近くをジョギングし、自室でウオーターサーバーの替えの水タンクを抱えて腹筋や片足スクワットをするような日々を過ごしていた。

 ストレスがたまってもおかしくないように見えるが、「あれができない、これができないと言っていても仕方ないですからね。他の選手もそうだけど、マイナスの雰囲気はなくて、できることを一生懸命、楽しんでやっていました」と自分を見失うことはなかった。むしろ、「何かみんなの力になりたいなという気持ちを持ちながら、頼まれたことは『ぜひ、ぜひ』と思って引き受けさせてもらっていました」という。

 一つは母校である中央大が6月から展開するクラウドファンディングへの協力だった。アルバイト先が休業するなど学費の支払いに困窮する学生を救済しようというもので、1300万円を目標に寄付を募っている。飯塚は応援団に名を連ね、動画などで支援を呼び掛けた。

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