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遅れるカジノ誘致、夢のIR特急は…鉄道整備計画に暗雲

 京阪HDは大阪メトロ中央線が通る九条駅まで中之島線を延伸し、大阪メトロとの接続を検討しているが、6月19日開催の株主総会で質問を受けた同社幹部は「IR誘致実現を前提に、事業性を見定めて決定していく」と慎重姿勢を強調した。

 JR西日本は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の最寄り駅がある桜島線を夢洲まで延伸することを検討しているが、新型コロナを背景に自社の経営は悪化しており、「安全分野以外については事業を個々に見直す」(長谷川一明社長)とのスタンスを示している。延伸計画にも影響が及ぶ可能性が高い。

 一方で大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は、中央線を延伸して夢洲に新駅を開設する計画について、「変更はない。年内にも具体的な工事に着手していく」(河井英明社長)との方針だ。ただ中央線の延伸計画は、万博の開催決定を受けて同社の株式を100%保有する大阪市が決めたもので、大阪メトロは市側の決定をもとに事業を実施するとの立場だ。

経済界は大阪府市に不満

 関西経済連合会の松本正義会長(住友電気工業会長)は6月8日、IRの実現が遅れることで、「当然、鉄道の整備計画にも影響が出てくる」との見通しを示した。松本氏はさらに、大阪府市が当初、万博開催と同時のIR開業を目指していた点について「国家的イベントである万博の準備と、1兆円もの投資が必要なIRの工事を同時に進めるなど、もともと無理だった」と述べ、IRの早期開業を推し進めた府市への不満をにじませた。

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