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【ニュースを疑え】通勤している暇はない、一過性テレワークなら「日本沈没」大内伸哉・神戸大院教授

大内伸哉氏(本人提供)
大内伸哉氏(本人提供)
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 「人に教えられるようなことは、すでに創造的なものではありません。何を生み出すかは自分でしか考えられないし、自分が考えなければ人との差がつかない。通勤とか無駄なことをしている暇はない、自己研鑽(けんさん)に時間を使わなければという意識が出てきてもおかしくはない」

 --自由を得るということは優しくはないのですね

 「政治思想家のハンナ・アーレント(1906~75)は、人間にとって大切なのは政治的な活動であり、生きるために必要な労働は本当は奴隷の仕事なのだと言いました。アメリカの建国の歴史でも、職業的に自立した人々が民主主義を支えるという考えがありました。仕事にエネルギーを取られて政治に関心を持たない雇用労働者ばかりの社会は、民主主義にとってもよくないでしょう。技術の発達により、かつての奴隷的な仕事はロボットなどに取って代わられる時代になってきたのですから、それはうまく活用すべきだと思います」

 --障害者にとってテレワークは福音ですね

 「移動が困難な人たちには確実に、働く可能性を広げます。障害とは可変的な概念であり、技術の発展や社会が求めるものによって変わってくる。テレワークが可能となると、車椅子であるとか、対人関係に問題を抱えることなどが障害でなくなる可能性がある。むしろ知的創造性が求められる時代には、創造性がないことのほうが障害だということになるかもしれません」

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