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コロナ禍で始まった「体操界のユーチューブ進出」

 チーム対抗戦の動画には選手名のテロップが付けられ、演技後にはスローのリプレイもある。撮影と編集、実況は体操教室のコーチが担当し、解説は米田が務めた。

 外部の反応はつかみにくいものの、少なくともチームへの刺激にはなった。長谷川智将は得意のあん馬で2度も落下するなど精彩を欠いたが、彼は現在、腰を痛めており、米田は「いつもなら、もっとやらなかっただろう。(ユーチューブにアップされるから)あれだけやれた」とみる。

 この長谷川の腰の状態をはじめ、動画の解説では選手の故障などにも触れている。「一歩間違えると弱さを見せることになるけど、大事なのは人と比べてどうかではなく、自分自身が今の自分より上に行くこと。最終的に体操選手には『1人でやり抜く強さ』が必要だけど、見られて頑張れるのなら、その方法を使えばいい」としたうえで、「『ユーチューブなんてやっていて』という批判の目があったとしても障害にはならない。(近年、代表に選手を送り込めていない)自分たちはチャレンジャー。できることをすべてやって東京五輪の代表に入れるかどうか。簡単だと思わないから積極的に行動していく」という。

 今後は、より編集のレベルを上げ、解説でも体操の技術面の奥深さに踏み込んでいきたいという。オンラインの会議システムを使い、遠隔地のチームと試合することも構想として持っている。

続々と個人チャンネルも開設

 身体表現であるスポーツは本来、動画と相性がいい。

 日本の体操界では、これまで日体大の現役男子部員など一部を除き、ユーチューブの活用は多くなかった。それが5月以降、今林開人(セントラルスポーツ)や加藤凌平(コナミスポーツ)、宮川紗江(高須クリニック)らトップ選手が相次いでチャンネルを開設。昨年のNHK杯4位の武田一志(徳洲会)もチームメートの長谷川、岡準平と始めた。

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