PR

ニュース プレミアム

コロナ禍で始まった「体操界のユーチューブ進出」

「ハンドスタンドマン」というチャンネル名でユーチューブを始めた徳洲会の(向かって右から)武田一志、岡準平、長谷川智将
「ハンドスタンドマン」というチャンネル名でユーチューブを始めた徳洲会の(向かって右から)武田一志、岡準平、長谷川智将

 アイザック・ニュートンはリンゴの実が落ちるのを見て「万有引力の法則」の発見につなげたとされる。当時、ロンドンでペストが大流行し、通っていたケンブリッジ大学が閉鎖したため、故郷に帰り休暇生活を送っていたという。後年、ニュートンはこの生活を「創造的休暇」と呼んだ。

 それから350年以上経て、今度は新型コロナウイルスが広がり、多くの人たちが外出自粛を余儀なくされた。スポーツ界にとっては極めて厳しい状況だったが、一方で「創造的」な芽吹きもあったといえる。日本の体操界では、それまで少なかった動画投稿サイト「ユーチューブ」への進出が見られるようになったのだ。

 代表格は徳洲会である。5月末にクラブ内で行った試技会「チーム対抗戦」という試技会を2時間27分49秒にまとめ、6月4日にアップした。監督の米田功は「新型コロナで世の中が止まって、自分たちも右往左往して止まっているわけにいかない。変化していかないと」と語る。

試技会を公開した多面的な狙い

 最大の狙いは、来年に延期された東京五輪に向けての選手強化だ。次にいつ公式戦が組まれるか見通せない中、試技会の演技を外部の目にさらすことで緊張感を高め、質の向上を図りたかったという。

 「本番の試合でのミスは力みすぎて出るもの。気持ちが100のレベルで(練習や試技会を)やっていないと意味がない」

 ただ、思いはそこにとどまらない。4~6月に行われるはずだった五輪選考会がなくなり、体操を見たいと思っているファンに対して何かしたかったこと。徳洲会の体操教室に通う子供たちに「すぐ体操に行きたい」と思ってもらえるような環境をつくりたかったこと-なども背景にある。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ