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作って飛ばす楽しさに魅せられて 国際竹とんぼ協会会長 高橋達郎さん(64)

自作のスーパー竹とんぼを飛ばす国際竹とんぼ協会会長で同協会福島県本部長の高橋達郎さん=福島県川俣町(芹沢伸生撮影)
自作のスーパー竹とんぼを飛ばす国際竹とんぼ協会会長で同協会福島県本部長の高橋達郎さん=福島県川俣町(芹沢伸生撮影)
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 競技用に作られた「スーパー竹とんぼ」に魅せられたのは37年前の昭和58年1月、宮城県で小学校教諭をしていたときだった。学習会で講師を務めていたスーパー竹とんぼの考案者、工業デザイナーの故・秋岡芳夫さんが実演を行った。

 「工夫を凝らした竹とんぼはどうなるのか飛ばしてみせた。大広間の中を真っすぐ飛んだのに驚いた。デザインの美しさにも心を奪われた」。以来、小学校でも竹とんぼクラブを作るなど、夢中になった。

 スーパー竹とんぼは昔からの竹とんぼと違って羽根の厚さや角度、断面の形、素材などを科学的に考えて作り上げる。競技会で競うのは高さ、飛距離、滞空時間の3種目。材質は竹だけで作る「純竹」と竹以外の素材も使う「象眼」がある。

 「高度は純竹で30メートル以上、象眼で10階建てビルより高い50メートル超に達する。飛距離は純竹も象眼も70メートル程度だが、追い風で150メートルという参考記録もある。滞空時間は純竹で17秒、象眼で27秒になる」という。

 「材質や工法、形状、飛ばし方など、どんどん進化していて奥が深い。象眼では羽根の両端におもりの金属を貼ったり、軸にカーボンを使ったり。考えることが多くて飽きない。型紙を作って竹を切って、飛ばしてみて、微調整する」。わずかでも狂いがあれば、きれいには飛ばない。

 「これまで作ったのは1千本ほど。複雑なものは5~6時間かかる」。作品には竹が透き通るほど羽根を薄くしたものも。完成品を机の上でコマのように回してもらうと、ブレることなく延々と回転し続けた。絶妙なバランスだ。でも「まだ『これでいい』というものはできていない」。

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