PR

ニュース プレミアム

【通崎好みつれづれ】時代を映す「エール」

通崎さんが所有する甲子園柄の染帯(右)と、ボール柄の銘仙着物(中川忠明さん撮影)
通崎さんが所有する甲子園柄の染帯(右)と、ボール柄の銘仙着物(中川忠明さん撮影)
その他の写真を見る(1/3枚)

 私はこの春から毎朝、明治42年生まれの作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)をモデルにしたNHK連続テレビ小説「エール」を観るのが日課となっている。古関は、昭和39年の東京五輪で「東京オリンピックマーチ」を作曲した。このドラマは、そんな関係で「東京2020」に合わせて企画されたのだろう。

 私は、自身が使っている木琴の前の持ち主、平岡養一が明治40年生まれで古関と同世代であること。また自分の好きな1920~30年代の着物が出てくるに違いない、との興味があり見始めた。

 期待に違わず、主人公の妻・音は、社会勉強のためカフェーで働き始めるシーンで、私が所有する物と同じ柄の銘仙着物に白いレースのエプロン姿で登場した。また戦前、音楽の楽しみの一つが「ハーモニカ合奏」だったこと、蓄音機が普及し始めた当時のレコード産業の勃興ぶりなど、あくまでもドラマの中ではあるが、興味深く観ている。

 前述の平岡養一の伯父・熈(ひろし)は、明治の初めに米国に渡り、鉄道技師として働く一方、野球チームでも活躍した。帰国後、日本初の野球チームを結成し、後に野球殿堂入りしている。そんな影響もあり、養一も野球が好きで、戦後母校・慶應義塾大学の応援歌『慶應讃歌』を作曲している。古関の方は、戦前に早稲田大学応援部からの依頼を受け、応援歌『紺碧(こんぺき)の空』を作曲して評判となった。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ