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【御朱印巡り】悟りの形「円相」を描く 甲府・能成寺

能成寺の御朱印には円相と「仏心」の文字が書かれている(渡辺浩撮影)
能成寺の御朱印には円相と「仏心」の文字が書かれている(渡辺浩撮影)
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 樋口顕龍(けんりゅう)住職(65)が力強く、大きな丸を描いた。この丸は能成寺(のうじょうじ)の宗派、臨済宗など禅宗で悟りの形とされる「円相」だ。円相の御朱印は全国的に珍しい。

 「宇宙の真理を表しています。『この丸は月か団子か桶(おけ)の輪か 角の取れたる人の心ぞ』という歌があるように、見え方や解釈は人それぞれです」と樋口住職。

 新型コロナウイルス感染拡大を受けて、寺の掲示板に物理学者で随筆家の寺田寅彦(1878~1935年)の「ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしい」という言葉を貼った。

 「正しく怖がって、心を穏やかに受け止めてほしい。いつか収束します。それが円相が示す新型コロナへの心構えです」と住職は強調する。

 長男の雄文(ゆうぶん)副住職(33)は若い人たちに仏教を身近に感じてもらうため、仲間とともに、カフェやレストランで法話や椅子に座ったままの座禅を行う活動を続けている。「新型コロナで中断していますが、感染防止対策をして8月ごろから再開したいと思います」と意気込む。

 寺は南北朝時代の貞和年間(1345~50年)、武田信玄の4代前の守護大名、武田信守が八代(やつしろ)郡(今の山梨県笛吹市)に開いたとされる。信玄の時代に甲府の中心部に移り、武田氏滅亡後に今の場所になったという。信玄が定めた「甲府五山」の一つだ。

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