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【医学部受験の現場から(18)】コロナ影響下の新入試は「生きる力」が問われる 河合塾・山口和彦

新型コロナウイルスの影響で、教育現場でもオンライン化が進んだ(写真は、栃木県大田原市の国際医療福祉大での新入生オリエンテーションの様子)
新型コロナウイルスの影響で、教育現場でもオンライン化が進んだ(写真は、栃木県大田原市の国際医療福祉大での新入生オリエンテーションの様子)

 新型コロナウイルスの影響による社会経済活動の停滞が長く続いたが、6月からようやく企業・学校とも一定の活動が行われるようになった。われわれ河合塾でも、近畿地区では6月4日から対面授業再開となった。

 授業再開時の感染予防対策にはどの校舎も準備に余念がない。生徒もスタッフもマスク着用が義務化され、入館時には消毒の徹底が指導されている。校舎入り口のサーモグラフィーカメラが登校する生徒の体温を検知し、スタッフがチェックを欠かさない。また、消毒液は各フロアや教室前に設置し、常に使用できるように気配りをしている。「密」を避けるため、登校生徒数を一部分散し、自宅でリモート授業を受ける日と登校授業の日を交代で分けるなどの対応もしている。

 窓口にはアクリルシールドを設置し、面談・相談は基本的にシールド越しに行う。また、講師はマスクもしくは、マスクリアと呼ばれる透明シールドを装着しての講義が義務付けられている。

 とはいえ、4月以降ここまでわれわれが何も提供しなかったわけではない。授業をオンラインで配信したり、質問対応に(オンラインビデオ会議システムの)Zoomを活用したり、Web環境を駆使した学力構築をメインでサポートしてきたのだが、そのことによって、彼ら若い世代の人たちが相当のフットワークでこの環境について来られることが浮き彫りになった。

 企業では「在宅勤務」が一種のはやりになったが、より若い世代の彼ら受験生のフットワークはもっとよかったように思う。彼らはわれわれが発信した度重なるホームページの「お知らせ」や追伸メールを読みこなし、自宅で映像を見ながら学習を進めてきた。その対応力は、想像以上だったといえるだろう。Web環境はすでに彼らの生活の大部分なのだ。

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