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渋みなく知名度・人気上昇中、ノンカフェインの「桑の葉茶」

 パッケージに、製造に携わる「おばちゃん」のイラストをあしらった桑の葉茶が人気を集めている。香川県さぬき市で収穫された桑を、日本茶と同じ製法で仕上げた桑の葉茶は色鮮やかで、まろやかな甘みが特徴。販売する日本茶専門店「西森園」(高松市)は「ノンカフェインでミネラルも豊富。どんな世代の人にも飲んでもらえる」とアピールする。

さぬきマルベリーティー=6月15日、高松市
さぬきマルベリーティー=6月15日、高松市
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1枚ずつ摘み取り

 床いっぱいに広げられた桑の枝葉。6月上旬、香川県さぬき市の作業場では、収穫されたばかりの桑から、女性たちがはさみで葉を1枚ずつ切り取っていた。新型コロナウイルスの感染を防ぐためマスクを着け、隣の人とは一定の距離を確保。汚れがあったり虫がついていたりする葉は丹念に取り除いた。

 黙々と手を動かしていたのは、JA香川県四国大川地域女性部桑加工研究グループの農家の女性ら。夏野菜の世話や田植えの合間を縫って、毎年この時期に作業にあたる。代表の多田忍さん(70)は「農薬や肥料をまったく使っていないので、桑の葉茶は安心して飲んでもらえる」とPRする。

 さぬき市ではかつて養蚕が行われ、蚕の餌となる桑が育てられていた。だが、養蚕業の衰退とともに桑畑は荒れ果て、サルやイノシシが周辺の畑を荒らすように。その対策として、グループは平成19年に活動を開始。ときにはイノシシが掘った穴に落ちることもあったが、生い茂った草を刈り、急斜面に生える桑を収穫しやすいように低木化した。

黙々と作業をする女性たち=6月9日、香川県さぬき市
黙々と作業をする女性たち=6月9日、香川県さぬき市
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日本茶専門店との出合い

 グループは、製茶工場で加工した茶葉を農産物直売所で販売していたが、ある出合いが転機となった。

 「緑がきれいで渋みがなく、甘みがある」。昭和25年設立の西森園の代表、西森丈士さん(50)は数年前、県外で製造された桑の葉茶を飲んだときの味わいが忘れられないという。

 県内で作っているグループの存在を知り、多田さんらと面談。生産や加工、販売の状況を聞き、可能性を感じた。「大量生産はできないが、自然の力を生かし人の手をかけた桑の葉茶は新しいモデルになる」と商品化を決意。平成26年から共同で製造を始めた。

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