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【深層リポート】埼玉発 選挙区外居住疑惑の立民県議が辞職 真相究明幕引き、党にダメージ

埼玉県議を辞職した後、報道陣の取材に応じる井上将勝氏=5月28日、県議会(竹之内秀介撮影)
埼玉県議を辞職した後、報道陣の取材に応じる井上将勝氏=5月28日、県議会(竹之内秀介撮影)
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 立憲民主党所属の埼玉県議だった井上将勝氏(41)が議員辞職した。さいたま市見沼区の選挙区内に居住実態がなかったとの疑惑が取り沙汰される中、週刊誌で不倫問題を報じられ辞職に追い込まれた。第三者委員会が事実関係を調査していたが、辞職で打ち切られ、真相究明の機会は失われてしまった。だが見沼区は立民の枝野幸男代表のおひざ元で、党の信頼に対する打撃は決して小さくない。

「議員の資格ない」

 「一番身近な妻を裏切った人間に議員の資格はない。皆さんの信頼を裏切り、期待に応えられず申し訳ない」

 5月28日、辞職届を提出した後に県議会で記者団の取材に応じた井上氏は、神妙な面持ちでこう陳謝した。

 井上氏は平成23年に初当選し、3期目に入っていた。同日発売の週刊文春による不倫問題の報道で辞意を固めたと説明。井上氏の妻が不妊治療をしていた30年に東京都内に住む40代女性と不倫関係になったといい、「人として許されない。弁明の余地はない」と平謝りに徹した。

 だが居住実態については選挙区内にあったとする従来の主張を展開し、今回の辞職とは「全く無関係だ」と強調した。井上氏が所属していた県議会会派「埼玉民主フォーラム」が第三者委員会を設置して進める調査で「公明正大に調査をしてもらっている」と強気の姿勢を崩さなかった。

東京から通勤か

 井上氏の疑惑は5月初めに噴出。東京都世田谷区内に購入したタワーマンションを8年にわたり県議会に資産として申告せず、普段から都内に住んでいることを隠していた疑いがあると報じられた。

 井上氏は報道を受け、7日に資産等報告書の修正を申し出た。同日の記者会見では、マンションについて「ローン契約の当事者は自分だが、妻が頭金を出して契約したので、物件の所有は妻だと錯誤していた」と弁明した。

 このとき、居住実態は「私自身は埼玉にあったと思う」と主張。だが産経新聞が入手した井上氏のクレジットカードの利用明細をみると、長期間にわたってマンションから県議会に通っていた可能性がある。

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