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【エンタメよもやま話】回復は3年先 続くコロナ検疫と変わる空の旅

 しかし、こうした疑問にジュニアック事務局長兼CEOはCNBCに対し、旅客機での過去の実証実験の結果を引用しながら「特別な設備がなくてもリスクは必ず最小限にできる」と断言。その証拠として、旅客機内のエアフィルターは安全な換気を保証し、他の乗客と向かい合わせで座るわけではないので、飛まつの広がりも抑制できると指摘。加えてマスクが必須であることから、機内での汚染は大きく減らせるとの考えを強調しました。

 それでも心配という人は決して少なくないと思います。そこで最近、注目されているのが、プライベートジェット機を使ったサービスです。

 5月15日付の米FOXニュースや同月19日付の米紙ワシントン・ポスト(いずれも電子版)などが報じているのですが、米国の場合、プライベートジェット機はニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港やロサンゼルス国際空港といった大規模な空港から飛ばないので、群衆を極力避けて、効率の良い旅ができます。

 こうしたサービスを米西海岸で展開する航空会社、ジェットスイートX(JSX)のアレックス・ウィルコックスCEOは前述のFOXニュースに「プライベートジェット機での旅を経験できますが、最大29人の他の顧客とジェット機を共有しているので、運賃は一般的な航空会社とほぼ同じです」とアピールし、「人々は群衆を避けようとしています。グランドキャニオン、ゴルフコース、ビーチ…。どこに行くにせよ、プライベートジェット機に乗れば、群衆を避けられます」と胸を張りました。

 実際、JSXではバーバンクとオークランド間の往復運賃は何と378ドル(約4万円)。なので、ロックスターや名うてのIT(情報技術)企業のCEOがやらかすゴージャスな旅ではなく、機内の様子もサービスも至ってシンプル。ウィルコックスCEOも前述のワシントン・ポスト紙に「映画に登場するプライベートジェット機では、シャンパンやキャビアが提供されますが、弊社ではほぼフィクションです。ほとんどのフライトはスピードと利便性を重視しています」と説明します。2023年以降、空の旅が激変するのは間違いなさそうです。

       (岡田敏一)

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 【プロフィル】岡田敏一(おかだ・としかず) 1988年入社。社会部、経済部、京都総局、ロサンゼルス支局長、東京文化部、編集企画室SANKEI EXPRESS(サンケイエクスプレス)担当を経て大阪文化部編集委員。ロック音楽とハリウッド映画の専門家、産経ニュース( https://www.sankei.com/ )で【芸能考察】【エンタメよもやま話】など連載中。京都市在住。

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