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【通崎好みつれづれ】40年「笑顔」の決断

洋服店「LOVEJOY」の山内大三郎さん、さつきさん夫妻=京都市中京区(永田直也撮影)
洋服店「LOVEJOY」の山内大三郎さん、さつきさん夫妻=京都市中京区(永田直也撮影)
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 よく覗く洋服店「LOVEJOY」(京都市中京区)からDMが届いた。「自粛続きで春物も買わないうちに、夏物のセール案内かぁ」と思いながら封を切ると、思いがけない閉店の知らせだった。

 山内大三郎さん(65)、さつきさん(67)夫妻が営むセレクト・ショップは、さつきさんの兄が40年前に始めた小さなジーパン屋に始まる。後に、店を手伝っていたさつきさんが引き継ぎ、洋服全般を扱うようになった。

 現在の地に店を構え、洋服好きのご主人も共に仕事をするようになり25年がたつ。海外買い付けの魅力に目覚めてからはインポート物も数多く扱い、他店ではなかなか見つからない良質でちょっと個性的な大人のカジュアルウエアが並ぶ。

 顧客の顔を思い浮かべながらの仕入れは、この仕事の醍醐味だろう。生地や縫製を自身の目で確かめ、1点ずつ仕入れる。1点ずつしか仕入れない理由は、「自分の買った洋服と同じものが、セールで売られていると寂しいでしょう」。

 26年間店員を勤める山本明美さん(56)は「この店でお客さんとのトラブルは聞いたことがない」と話す。これも、夫妻の明哲で朗らかな人柄によるものだろう。

 同店は「買い取り」で仕入れる。もし秋冬シーズンに感染第2波が起こると立ち行かなくなると閉店の決断をした。涙声で電話をくださる方、6月13日からのラストセールを待たず買い物に来てくださる方、さまざまなアイデアを提供してくださる方など、多くの励ましが続く。

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