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軽トラで全国行脚のおむすび屋 夢かなえ開業

おむすびを握る小橋俊哉さん=鳥取県大山町
おむすびを握る小橋俊哉さん=鳥取県大山町
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 大学在学中に、おむすびの販売を始め、全国をめぐって腕を磨いた20代の男性が今年3月、鳥取県大山町に夢だった「おむすび屋」を開業した。全国行脚を続けるうちに「おにぎり君」の愛称で親しまれるようになり、開業資金を募る「クラウドファンディング(CF)」には約228万円が集まった。男性は「おむすびで人を笑顔にしたい」と話す。

1冊の本がきっかけ

 男性は和歌山県那智勝浦町出身の小橋俊哉さん(27)。おむすび屋を志すようになったのは、鳥取環境大(鳥取市)3年時に読んだ福祉活動家、佐藤初女(はつめ)さん(平成28年に死去)の著書「おむすびの祈り」がきっかけ。悩みを抱える人たちを山荘で受け入れ、食で癒やす姿に心を動かされた。青森県弘前市で暮らしていた生前の佐藤さんに会いに行ったほどだ。

今年3月にオープンした「おむすび屋ひとむすび」=鳥取県大山町
今年3月にオープンした「おむすび屋ひとむすび」=鳥取県大山町
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 「初女さんは相手を思いやり、食材を大切にしていた。おむすびを通して人を元気にする、自分もそういう人間になりたい」

 こう決意した小橋さんは、大学在学中から鳥取県内のイベントに出店。しかし、最初はおむすびをきれいに三角形に握れず、客からアドバイスされるほどだったという。大学卒業後もイベント出店のほか、JR鳥取駅前などでリヤカーを引きながら路上販売したが、思うように売れなかった。

「最初は三角形のおむすびがきれいに作れなかった」という小橋さん=鳥取県大山町
「最初は三角形のおむすびがきれいに作れなかった」という小橋さん=鳥取県大山町
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おひつ積んで武者修行

 「ご飯をふんわりさせるのが難しい。シンプルなものほど大変だと実感した」と小橋さん。「もっと自分を成長させたい」と、大学卒業から2年後、軽トラックにテントやクーラーボックス、おひつなどを積み、武者修行に出掛けた。

 北海道から九州まで半年間で約20都道府県を回り、ゲストハウスに泊まりながら宿泊客におむすびを提供。知り合ったラーメン店や雑貨屋、チョコレート店などの軒先でも販売させてもらい、技術を磨いた。

 行く先々で自分の愛称を「おにぎり」と紹介して宣伝していたことから、現地で交流した人たちからは「おにぎり君」と呼ばれるようになった。

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