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新潟の郷土芸能を発信していきたい 万代太鼓奏者 田村佑介さん(39)   

万代太鼓奏者、田村佑介さん=新潟市中央区(池田証志撮影)
万代太鼓奏者、田村佑介さん=新潟市中央区(池田証志撮影)
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 新潟市の郷土芸能、万代太鼓(ばんだいだいこ)。約50年と比較的若いが、小中学校が地域と一体となって育て、着実に歴史を積み重ねている。小学4年生のときにバチを手にして以来、万代太鼓の道を歩み続け、国内外で活躍する田村佑介さん(39)に、極意を聞いた。(池田証志)

 万代太鼓の原点は、石川県の温泉地の太鼓だそうです。郷土の民謡を取り入れた曲が多く、テンポがよくて分かりやすい。バチの振り方がきれいなところも特徴です。

 私はお祭り好きだったこともあって、小学4年生で始めました。6年生の先輩から「足を広げて、思い切ってやってみろ」と言われ、腰を落として打つと、周りから拍手が起きるほどいい音が出ました。これでスイッチが入りました。

 朝練が連日あり、放課後は水曜日を除いて毎日練習という太鼓漬けの日々でした。地域全体で万代太鼓を支えていたので、入学式から卒業式まですべての学校行事、地域のお祭りでも演奏しました。いま、母校には指導に行っています。恩返しです。

 中学校では、週2回の朝練しかなかったので物足りなくて、恩師の紹介で大人が参加している「飛龍会」を手伝うようになりました。憧れの打ち手に会うことができ、刺激になりました。高校で正式に飛龍会に入り、「これが自分の仕事になるな」と意識しました。練習で友達と遊べないのをつらいと思ったことがありませんでした。

 大学を卒業後、家庭教師などをしながら、太鼓を続けました。ギリギリの生活でしたが、30歳で独立し、新潟万代太鼓「華龍」を立ち上げました。

 当時は不安でいっぱい。一生懸命になるほど、悩みが増えるというか。舞台のとき以外は目まいで立てなくなったこともあります。「変えられないものは変えられないんだ」と吹っ切り、「来るものはなんでも受けよう」と決めると、出演が一気に増えました。4、5年目で海外演奏の話もきました。

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