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【花田紀凱の週刊誌ウオッチング】〈774〉「42万人死亡推定」とは何だったのか

新型コロナウイルスのクラスター感染防止策について、記者会見する北海道大・西浦博教授
新型コロナウイルスのクラスター感染防止策について、記者会見する北海道大・西浦博教授

 相変わらず『ニューズウィーク日本版』の特集はタイムリーだ。今週(6・9)は「検証 日本モデル」。「新型コロナで日本のやり方は正しかったか?」に真正面から取り組んでいる。

 まさに、今、いちばん知りたいことではないか。特に西浦博北海道大学大学院医学研究院教授の特別寄稿「『8割おじさん』の数理モデル」はいちばん期待した。

 だが、「42万人死亡推定」の数理モデルや統計モデルの説明、2回読んでも正直、よくわからなかった。

 西浦教授自身、〈もちろん、これは「何も対策をしない」という、現実にはあり得ないシナリオであり〉、〈「接触の削減を徹底すれば実際にはかなり低く抑えられる可能性がある」「少しでもこの数を減らすために皆で対策をするほうがいい」というメッセージが上手に伝えられなかったと感じている〉。

 要は政治の判断材料ということ。

 「日本のコロナ対策は過剰だったのか」という西浦教授と國井修氏(グローバルファンド〔世界エイズ・結核・マラリア対策基金〕戦略投資効果局長)の対談で國井氏はこう言っている。

 〈アウトブレイク(感染症の突発的発生)はうまく抑えても、抑えられなくても批判されるものだ。大流行もなくうまく抑えれば、「(介入を)やり過ぎだ」と非難され、大流行したら「何をやっている」と言われる。政策決定者もそれを助言する者も、批判されることが多いのは世界共通〉

 『週刊新潮』(6月11日号)は今週も小池百合子都知事批判。「『小池知事』驚嘆の『風を読む』力」。このしつこさこそ『新潮』の真骨頂と言うべきか(やられる方はたまったもんじゃないだろうが)。

 〈仮にセーリングの選手になっていたら、小池百合子都知事は、かなりの好成績を残せたのではないだろうか。風をたくみに読みながら洋上をジグザグに進む力において、彼女にかなう選手など想像もつかない〉

 ついでだが、第2波に備え『新潮』編集部33人が抗体検査を受けたが、〈全員が“陰性”〉だったそうだ。

 『週刊文春』(6月11日号)、相も変わらず、何が何でも安倍たたきで、うんざり。   (月刊『Hanada』編集長)

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