PR

ニュース プレミアム

【橘ジュンの人生相談】理屈っぽい癖を治したい

イラスト・千葉真
イラスト・千葉真

相談

 私には理屈っぽいところがあるようです。自覚はなかったのですが、先日、気づいてしまいました。

 家族でファンタジー映画のDVDを観賞していたとき、私がいろんなシーンで「これって、実際の文化背景と矛盾していてあり得なくない?」などとツッコミを入れてしまい、見終わったあと、子供に「映画に浸れなかった。もう2度とお母さんと映画は見ない!」と言われてしまいました。

 普段でも、「おやっ?」と思うと、別の可能性に想像が膨らんで裏読みをして、面白おかしく茶化(ちゃか)して言う癖があります。もしかして周囲の人を不快にさせることもあるのかも…と今更ながら直したいです。どうすればいいでしょうか。(東京都、40代、会社員)

回答

 声をありがとうございます。

 自覚のなかった「欠点」を子供から指摘され、いい大人なのに自分を客観的に見ることができていなかったことがショックで、恥ずかしくもあったのですね。

 自分を客観視することはけっこう難しいと思います。実は私も悩んでいます。大人になっても精神的に成熟していない大人の女性を「子供おばさん」と呼ぶこともあるようですが、自分もそれに当てはまることがあるなぁと思ったりします。私はまだ読んでいませんが、本も出ているようです。

 悪い癖は結局のところ、自分の甘さであり、怠慢さから漏れ出てくるものだと思うのです。まぁいいか、がすべて良くない方へと向かっていく。

 特に家族や気心の知れた友人と過ごしているときは、本音がポロッと出てしまいがちです。相手がすべてを受け入れて「よし」と思ってくれればいいのですが、そんな都合のいいことはない。かといって常に気を張って、相手に不快さを与えないようにと我慢して過ごすのは疲れます。

 もしも皮肉っぽいことが頭に浮かんで言いたくなったときは、深呼吸して一拍、置くようにしましょうか。

 のみ込めたら言わない。それでも言いたい時は、バシッと言って、気持ちにメリハリをつける。

 相談者は私と同年代。この年齢になっても身近な人から注意してもらえるなんて、ありがたいことです。知らなかった一面に気づかせてくれてありがとうっていう気持ちを持って、アドバイスを受け入れ、自分でも付き合っていきたいと思える「自分」になることを心がけていきたいですね。そうして人を愛し、自分を愛せるようになれたらいいですよね。

 私たちもまだまだ成長できることを信じて、少しずつ、変えていきましょう。

回答者

橘ジュン 昭和46年生まれ。NPO法人「BOND プロジェクト」代表。街頭パトロールやメールなどで少女たちの悩みを聞き、支援している。厚生労働省「困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会」構成員。主な著書に「最下層女子校生 無関心社会の罪」(小学館新書)。

相談をお寄せください

 住所、氏名、年齢、職業、電話番号を明記のうえ、相談内容を詳しく書いて、〒100-8078 産経新聞「人生相談 あすへのヒント」係まで。

 〈メール〉life@sankei.co.jp

 〈FAX〉03・3270・2424

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ