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最速「お助けチケット」で飲食店支援 大館愛購会会長の白川懸士(けんじ)さん(49) 秋田

ワッパル飲食お助けチケットへの思いを語る白川懸士さん=秋田県大館市の大館愛購会事務局(八並朋昌撮影)
ワッパル飲食お助けチケットへの思いを語る白川懸士さん=秋田県大館市の大館愛購会事務局(八並朋昌撮影)

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で客足が遠のいた地元秋田県大館市の飲食店を支援しようと4月24日、1枚800円で1千円分使える「ワッパル飲食お助けチケット」を発売し、わずか5日間で1万枚を売り切った。

 「個人経営の店は日々の売上金イコール生活費。商売は月末に支払いもある。だから30日にはチケット前払い金を分配しようと決めたんです」

 大館愛購会は、小売店や飲食店などの加盟店と、地元の各種団体、そして消費者の3者をつなぐ地域活性化団体だ。加盟店で買い物をすると「ワッパル券」が発行され、受け取った消費者は応援したい団体を指定して「ワッパル券」を投票。得票に応じて助成金が団体に給付され、さらに団体側は加盟店で購入する。「ワッパル」は大館特産「曲げわっぱ」と英語の「パル(友)」の造語だ。

 「ワッパル飲食お助けチケット」は、ワッパル券とは違い、消費者が助けたい飲食店を指定して直接チケットを購入し、テークアウトや飲食に使ってもらう前払い方式だ。

 動き始めたのは4月16日。額面総額1千万円のうち割引分200万円は愛購会の剰余金と大館商工会議所など地元5団体・企業の支援金で賄った。「登録期間が短いと叱られたり、チケット印刷も発売初日に完了していなかったり、走りながらの取り組みでした」と振り返る。

 それでも、目標通り2週間後の4月30日に、秋田県内でいち早く、登録41店に1千万円を分配できた。

 「今後は自治体が大規模なプレミアム券を発行するでしょうが、とにかく小規模店は目前のつなぎが必要なんですよ」と強調する。

 創業97年の白川建設で18年前から3代目社長。中学時代に耳にした大館の東大進学者にならい、高校は函館ラ・サールに進んだ。

 結局、明治大商学部を経て東京の建設会社に入り、働きながら東京理科大の建築学科も卒業した。大館青年会議所理事長だった平成21年に着想した大館愛購会を、役職明けの翌年に発足させた。

 「店から客、客から地域団体、団体は店へと、お金が回り支え合う仕組み。お助けチケットは少し形が違うものの、地元で互いに生かし生かされ、支え合うという同じ思い」といい、新たに第2弾も展開している。

 ただ「コロナ以前に、人口減での売り上低迷や後継者不在で廃業を考える店が少なくないことも、今回の活動でわかった。コロナ後はこうした根本問題も考えないと」と打ち明ける。大館愛購会への問い合わせは0186・46・1535。(八並朋昌)

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