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制服を着たテディベアで思い出を今に 長野県軽井沢町の紳士服店

予約を入れたお客さんが迎えに来るのを待っているテディベア。新型コロナウイルスの影響でお客さんが来店できず、店内には約30体が同じ状態に置かれている=長野県軽井沢町の「シマ・インターナショナル 軽井沢ベアーズ」(松本浩史撮影)
予約を入れたお客さんが迎えに来るのを待っているテディベア。新型コロナウイルスの影響でお客さんが来店できず、店内には約30体が同じ状態に置かれている=長野県軽井沢町の「シマ・インターナショナル 軽井沢ベアーズ」(松本浩史撮影)
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 学生のころに身に着けていた思い出深い制服が、クローゼットで眠ったまま、なんて家庭は多いのではあるまいか-。長野県軽井沢町の紳士服店「シマ・インターナショナル 軽井沢ベアーズ」(島邑(しまむら)和之代表)が、お手製のテディベアに、リメークした制服を着せる試みに乗り出したところ、予約を入れてから「1年待ち」という人気を博すようになった。目に見える形になった思い出が近くにあれば、家族の絆が深まりそうだ。(松本浩史)

同じ表情はない

 テディベアは、どのお客さんのものか分からなくなってしまうので、名前などを入れた足からつくる。最後の顔に費やす時間が一番長く、最も細やかで職人の技術が問われる作業だ。ことのほか、プラスチック製の眼球をつける「目付け」と、綿入れの作業は難しい。「テディベアの表情が変わってしまう」(島邑さん)といい、前から見たり、横から見たりしながら微調整を施す。

 すべて手作りで、表情が同じテディベアは一体もない。そうはいっても、男の子であれば、りりしくなるような、女の子ならば、かわいらしくするようには心掛けている。一体を仕上げるのに約1週間かかる。テディベアは、ホワイトとブラウンの2種類で、30センチは3万2800円、40センチだと3万9800円(いずれも税別)。

 スタッフは島邑さんのほか6人。倉庫には計約200着の制服が保管されてあり、予約したお客さんが手にできるのは約1年後だ。

失敗できない

 扱った制服は、全国の幼稚園、小学校、中学校、高校約350校分。高校が最も多く、次いで幼稚園という。東京都や神奈川県、埼玉県が比較的多く、北海道からの注文もあった。

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