PR

ニュース プレミアム

【エンタメよもやま話】コロナ後10年で最大15万人が「絶望」で命を落とす米国

米ニューヨーク市の病院で、新型コロナウイルスへの感染の有無を調べる抗体検査を受けるため、列に列に並ぶ市民ら(4月23日)
米ニューヨーク市の病院で、新型コロナウイルスへの感染の有無を調べる抗体検査を受けるため、列に列に並ぶ市民ら(4月23日)

 さて、今週ご紹介するエンターテインメントも、未だに収束の気配が見えない新型コロナウイルスに関するお話です。

 全世界で感染者が500万人に迫る新型コロナウイルス。とりわけ、世界最大の被害を受けた米国では、米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、感染者数が155万人、死者数が9万人以上で、いずれも世界最多となっています。

 昨年末から全世界に拡大した感染者の伸びも最近は鈍化しているものの、韓国で“第2波”の流行の兆しが表れるなど、まだまだ油断できません。

 そんななか、米国では、感染収束後も、新型コロナが人々の生活を蝕(むしば)み続ける恐ろしい研究結果が明らかになり、衝撃を与えています。今回のコラムでは、その研究結果などについて説明いたします。

    ◇   ◇

 大げさではなく恐怖を覚えました。5月8日付の米紙USAトゥディ(電子版)や米金融経済系通信社ブルームバーグなどが伝えているのですが、米国では、新型コロナの感染収束後も、新型コロナのせいで失業したり、精神を病んだりする人々がアルコールや違法薬物中毒に陥ったり、自殺するなどして、今後10年間で最大計約15万人が命を落とすという研究結果が明らかになったのです。

 15万人といえば、米国でこれまでに新型コロナで命を落とした人々(約9万人)を大きく上回ります。収束後の“被害”の方が多大なものになる可能性が出てきたのです。

 この研究は、国民の心身の健康を育む健全な社会づくりが目的の米財団「ウェル・ビーイング・トラスト」と、米家庭医学会(AAFP)所属の独立研究機関「ロバート・グラハム・センター」(本部・ワシントンDC)が共同で実施したもので、その結果が現地時間の5月8日に発表されたのです。

 ウェル・ビーイング・トラストと同センターは、2018年に米国内で発生したアルコールや違法薬物中毒による死や、自殺といった“絶望が原因の死”を遂げた人々の数を基本に、失業に至る9種類のシナリオを定義。それに沿いながら、今年から2029年までの10年間の失業率の推移や経済状況の変化になどに伴う毎年の死者数を予測しました。

 それによると、新型コロナの収束後、最も早いペースで経済が回復した場合、今後10年間の“絶望が原因の死”の累計は2万7644人に。一方、回復のペースが最も遅い場合(早い場合の4分の1のゆっくりしたペース)だと、累計が15万4037人と、15万人を突破。最も可能性の高い累計死者数は7万5000人になるといいます。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ