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疫病退散「ヨゲンノトリ」羽ばたく 山梨で商品続々、御朱印も

ヨゲンノトリの絵を使った差出磯大嶽山神社(山梨県山梨市)の御朱印(左)と太冠酒造(同県南アルプス市)の純米酒(渡辺浩撮影)
ヨゲンノトリの絵を使った差出磯大嶽山神社(山梨県山梨市)の御朱印(左)と太冠酒造(同県南アルプス市)の純米酒(渡辺浩撮影)
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 新型コロナウイルス感染拡大を受け、江戸時代末期に疫病の流行を予言し「私の姿を朝夕に拝めば難を逃れることができる」と告げたという不思議な鳥「ヨゲンノトリ」が話題を呼んでいる。絵を所蔵する山梨県立博物館(同県笛吹市)が県内事業者の商用利用を無料にしたところ、さまざまな商品のほか、御朱印もお目見えした。(渡辺浩)

ツイッターで人気

 ヨゲンノトリは安政5(1858)年、当時流行していたコレラの様子を市川村(現・山梨市)の村役人、喜左衛門が記した「暴瀉病(ぼうしゃびょう)流行日記」に描かれている。カラスのような黒い鳥だが、頭が2つあり、1つは白い。

 日記には、ヨゲンノトリが「来年の8、9月ごろ、世の中の人が9割方死ぬ難が起こる。私の姿を朝夕に仰ぎ、信心するものは必ずその難を逃れることができるだろう」と話したと書かれている。

 この日記は県立博物館の企画展で何度か展示してきたが、感染拡大で休館する中、中野賢治学芸員がツイッターで発信することを思い付いた。

 4月3日に投稿すると大反響を呼び、今では1万3千を超す「いいね」が付き、「朝夕拝みます」などのリツイートも約9千に上っている。ホームページにも特設コーナーを作った。

各地に予言獣

 中野学芸員は「感染拡大に伴う人々の不安を表しているが、ヨゲンノトリはゆるキャラのようにかわいいのも人気の理由では」と話す。 

 同様の「予言獣」では、疫病封じの妖怪「アマビエ」が有名だ。江戸後期に肥後(熊本県)の海に現れ、「この6年間は豊作になる。病が流行したら私の姿を写し、人々に見せなさい」と告げたとされる。

 このほかに、肥前の平戸(長崎県)に現れたとされる人魚のような「姫魚(ひめうお)」がいる。似たような姿をした妖怪「光り物」が越後の福島潟(新潟市)に出たとされる伝説もある。新潟県立歴史博物館(長岡市)は光り物の木版画のパネルをエントランスに展示している。

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