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デニムの里のマスク好評「自粛生活にもおしゃれ心を」

ベティスミスが生産しているデニムマスク(同社提供)
ベティスミスが生産しているデニムマスク(同社提供)
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 「国産ジーンズの聖地」として知られる岡山県西部で、ジーンズ生地のデニムを使ったマスクの生産が本格化している。何度も洗って使える便利さが特徴だが、衛生器具ながら華やかな気分で使えるようデザイン性も高めている商品も登場している。マスク不足の折、各社の商品も品薄状態が続いており、生産能力を増強するなどして対応。新型コロナウイルスの感染拡大による苦境に見舞われる中、新たな産業が芽生えつつある。

工場能力8割でマスク生産

 岡山県では江戸時代に綿花栽培が始まり、繊維産業が発展。学生服、ワーキングウエアなどのアパレル製品では全国トップシェアで、特にデニム関連の企業が集積している。

 その中で、今年創業60年目を迎えたジーンズ縫製業の青木被服(同県井原市)は3月、マスク不足を受けてデニム生地を使ったマスク製造を始めた。

 当初は県内のみの販売を想定していたが、地元銀行の窓口担当者が着用して話題を呼び、4月21日にオンラインで全国での販売をスタート。同月中に3万枚を受注したが、さらに2万枚の増産を決めた。現在、マスク生産に工場の能力の8割を割いている状態だ。

 デザイナーとしても活躍する同社専務の青木俊樹さんがデザインを手がけた。生地はシャツ地に使われる薄いデニム「シャンブレー」で、糸の芯まで色を染めて色落ちしにくくした「反応染め」と呼ばれる技法を用いている。通常のマスクと同様にプリーツを仕立てており、青木さんは「これまで、さまざまなデニムの縫製を経験してきたことが生きている」と説明する。

 同社は5月7日、地元の井原医師会に220枚を寄贈。青木さんは「厳しい医療現場で働かれている方々に、少しでも明るい気持ちで仕事してもらいたい」と話す。

 マスクは縦9センチ、横17センチ。内側にガーゼを2枚縫い合わせており価格は税別1300円。同社によると、現在購入を受け付けた製品は6月中旬~下旬になる見込みだ。

障害者のやりがい

 同県倉敷市のジーンズメーカー、ベティスミスもデニム製マスクの生産を4月上旬に始めた。マスク不足となり、従業員用にデニムの端切れを縫って代用していたものが、購入希望者が多くなったため一般向けに生産を本格化した。4月15日にオンラインで販売したところ、500個が15分で完売した。

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