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懸念される「コロナ離婚」相談急増、一人の時間も必要

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、「コロナ離婚」の増加が懸念されている。在宅勤務が導入され、家でともに過ごす時間が増える中、互いの価値観の違いが目立って不満をためる夫婦も多いという。国内外ではストレスから家庭内暴力(DV)に発展するケースも増加している。夫婦間の危機をどう乗り越えればいいのか。(江森梓、石川有紀)

相談、日に日に増加

 《あー旦那むかつく 子供の世話してるとか言って携帯しか見てねーし》

 《旦那だって好きで家にいるわけじゃねーからな》 ツイッター上では、「#(ハッシュタグ)コロナ離婚」と付けられた投稿が目立ち、夫婦間の愚痴がつぶさにつづられている。

 夫が在宅勤務なのに家事を手伝わなかったり、飲み会に出かけるなど新型コロナに対する危機感の相違にいらついたりと、内容はさまざまだ。

 夫婦問題に関するカウンセラーの大塚くにこさんによると、感染拡大後は相談件数が日に日に増えており、「こんなことは初めて」ともらす。

「熟年離婚と同じ」

 なぜ、こうした事態が起きるのか。

 「定年後の熟年離婚と問題の芽は同じ。在宅勤務などで、一緒に過ごす時間が長くなり、夫婦問題が顕在化したに過ぎない」

 中高年の更年期障害を長年診療し、夫の言動が原因で妻の心身に不調が起こる症状を「夫源病(ふげんびょう)」と命名した医師、石蔵文信・大阪大人間科学研究科招聘(しょうへい)教授はこう打ち明ける。

 新型コロナ感染拡大の影響で物資が行き渡らなくなったり学校が休校になったりと生活環境が変化する中、家事や育児ストレスが増す一方、経済・雇用情勢も不安定化してリストラへの不安も大きくなっている。そうした中で互いに不満を募らせていくケースが少なくないという。

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