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連続ドラマの監督・脚本に初挑戦 品川ヒロシ「居酒屋の楽しさ再確認して」

連続ドラマの脚本・監督に初めて臨んだ品川祐さん。「異世界居酒屋『のぶ』」撮影での一場面。
連続ドラマの脚本・監督に初めて臨んだ品川祐さん。「異世界居酒屋『のぶ』」撮影での一場面。

 お笑いコンビ「品川庄司」の品川ヒロシさん(48)が初めて連続ドラマの監督・脚本に挑んだ「異世界居酒屋『のぶ』」が、15日深夜0時からWOWOWで放送される(第1話無料放送)。居酒屋の雰囲気づくりや料理の撮り方にこだわったという品川さんは、「ドラマを見たら、きっと誰かと一杯飲みたくなる。外出自粛が明けた日には、居酒屋ってこんなに楽しかったのかと感動するはず」と強調。新型コロナウイルスをめぐって気分が晴れない日々だが、多方面で活躍する品川さんらしく前向きに過ごす方法も語った。

 ドラマは蝉川夏哉さんの同名小説を原作とする。なぜか中世ヨーロッパのような異世界の古都・アイテーリアにつながってしまった居酒屋「のぶ」を舞台に、大将の矢澤信之(大谷亮平)たちが、異世界の職人や貴族を居酒屋らしいメニューでもてなしていく。

 生きる時代も身分も違う人々の心をつかみ、交流のきっかけになるのが「のぶ」で提供される料理だ。品川さんは「視聴者が食欲を我慢できなくなる映像にしたかった」と振り返る。目の前で料理を切り分けているかのような迫力を出すために、盛り付けた皿の真横から撮影し、あふれる肉汁を表現する光の加減にもこだわったという。

 品川さん自身、「居酒屋で過ごす時間は特別なもの」と話す。仕事相手と打ち解けるために行くこともあれば、友人と近況報告をし合うこともある。肩を寄せ合うように座る居酒屋では、「お互いの心の壁を取り払らって話ができる。漠然と話していたものが、ビジネスにつながることもあるから楽しい」。店主と客の距離感、店員の動きもリアリティーを追求した。

 わいわいとにぎやかな居酒屋の雰囲気、生ビールや唐揚げなどの慣れ親しんだ味は、多くの飲食店が営業を自粛している状況下では新鮮に映る。昨年12月末にクランクアップしており、コロナ禍は偶然が重なったものだが「居酒屋に感動する異世界の人々に共感できるのではないか。事態が収束して居酒屋に行けるようになったら、こんなに楽しい場所だったのかと感動するはず」と話す。

 お笑いの仕事に限らず映画監督、レシピ本の出版など活動の幅を広げてきた品川さん。気分がめいりがちな日々も、インプットする時間と前向きにとらえ、「毎朝5時に起きて脚本やカット割り、演技に関する本を同時並行で読んだり、娘との会話を楽しんだりしてアウトプットできる日に備えている」と話す。

 先日はテレビ会議システムを活用した飲み会にも挑戦し、大いに盛り上がったという。品川さんは「できないことをネガティブに考えるのではなくて、今できることをポジティブに捉えてやっていく。まだドラマが楽しめる、まだ酒が飲めるというように考え方を変えると、明るく過ごせるのではないか」と呼びかけた。

(文化部 石井那納子)

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