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【皇室ウイークリー】(640)即位1年、陛下ご公務着実に 「旬祭」で国民の安寧祈られる

国民の安寧を祈る宮中祭祀「旬祭」のため、皇居に入られる天皇陛下=1日午前、皇居・半蔵門
国民の安寧を祈る宮中祭祀「旬祭」のため、皇居に入られる天皇陛下=1日午前、皇居・半蔵門
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 天皇陛下は1日、昨年5月の即位から1年を迎えられた。陛下はこの1年、「立皇嗣(りっこうし)の礼」を除く一連の代替わり儀式を終え、上皇さまの思いを継承し、戦没者追悼式への臨席や被災地をはじめとする地方訪問にも臨まれてきた。皇后さまとともに訪れた地方は11府県(静養を除く)に及び、着実に象徴天皇としての公務を果たされている。

 一方、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大は皇室の活動にも大きな影響を及ぼしている。陛下の即位後、初めての本格的な国際親善の場となる予定だった英国訪問が延期となったほか、恒例の地方行事ご臨席も今年度は実現の見通しが立っていない。天皇、皇后両陛下は4月以降、尾身茂・新型コロナウイルス感染症対策専門家会議副座長ら計3人から進講を受けるなど、現場の声に耳を傾け、国民とともに歩む道を模索されている。

 陛下は1日、国民の安寧を祈る宮中祭祀(さいし)の「旬祭(しゅんさい)」に臨むため、皇居をご訪問。午前8時半ごろ、半蔵門を通過する際はマスクを着用し、窓を開けて会釈された。新型コロナウイルス感染防止のため、運転席と後部座席の間にアクリル板を設置した車両に初めてご乗車。側近も後部座席には同乗せず、感染防止のため別の車で同行した。

 祭祀は非公開で行われ、宮内庁によると、陛下は白色の「御直衣(のうし)」とよばれる装束をまとい、天照大神(あまてらすおおみかみ)を祭る「賢所(かしこどころ)」、歴代天皇と皇族の霊を祭る「皇霊殿」、八百万神(やおよろずのかみ)を祭る「神殿」の宮中三殿にご拝礼。皇后さまは祭祀の終了まで、お住まいの赤坂御所で慎み深く過ごされた。

 旬祭は祭祀をつかさどる掌典長により毎月1、11、21日に行われ、原則として毎月1日に天皇の拝礼がある。平成21年以降は上皇さまのご負担軽減のため、5月と10月の1日のみに減らされていたが、陛下は昨年5月の即位後、地方滞在中などをのぞき、毎月1日に拝礼されている。

 宮中三殿ではこのほか、1月1日の「歳旦祭の儀」や4月3日の「神武天皇祭の儀」など、年間20件ほどの祭儀が行われる。三殿の中に入れるのは歴代天皇、皇后と皇位継承順位1位の皇太子と同妃、祭事を補佐する掌典、内掌典と呼ばれる天皇家の私的使用人などに限られ、他の皇族方も成年式、ご結婚のとき以外は足を踏み入れることはできない。宮内庁によると、皇太子と同等の「皇嗣」となった秋篠宮さまと秋篠宮妃紀子さまは、今後執り行われる「立皇嗣の礼」以降、殿上で拝礼されるという。

 宮内庁は1日、高円宮妃久子さまが同日付で公益財団法人「日本ハンドボール協会」の名誉総裁に就任されたと発表した。昨年熊本県で開催された女子ハンドボール世界選手権大会の名誉総裁を久子さまが務められたことなどから、東京五輪を控え、協会側が宮内庁に願い出を出していた。

 また、久子さまは同日付で、一般社団法人「全国ママさんバレーボール連盟」の名誉総裁にも就任された。

 【皇室ウイークリー】は毎週金曜日、「産経ニュース」に掲載している企画です。ニュース紙面ではあまり触れられない各宮家のご活動や、上皇ご夫妻のご様子を含め、宮内庁担当記者が皇室の1週間を振り返ります。紙面で掲載できなかった写真もご紹介しています。さらに「皇室ウイークリー」だけのために撮影した写真も、アップしています。

 また皇室のご動静は、産経新聞社が取材協力している扶桑社の季刊誌『皇室 Our Imperial Family』でも、詳しくご紹介しています。

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