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【自宅で挑戦ふるさとの味】長野「やたら」 薬味・つまみに簡単調理

混ぜ合わせた後、お皿に盛られた「やたら」。温かいご飯の上にかけてもいいし、冷奴の具材にしてもいい。好きなように食べられる(松本浩史撮影)
混ぜ合わせた後、お皿に盛られた「やたら」。温かいご飯の上にかけてもいいし、冷奴の具材にしてもいい。好きなように食べられる(松本浩史撮影)
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 ダイコンのみそ漬けがコリコリとしていて、ミョウガや大葉、削り節の風味が口中に広がる。ナスのサクサク感もピーマンのシャキシャキ感もこの上ない。混然一体となった味わいがたまらない。

 飯綱町など長野県北部に当たる北信地域の郷土料理で、婚礼や法事など多くの人が顔をそろえるときに供されたという。本来は夏季の料理で、自分の農地で収穫できた旬な野菜を食材にしていた。

 クッキングコーディネーターの浜このみさんは「調味料の代わりにできるのがこの料理の特徴です」と話す。冷ややっこやソーメンの薬味にしてよし、お酒のつまみでもよし…。炊き立てのご飯にかけたらきっとお箸が止まらないだろう。夏に食欲が減退したときなど、ご飯にかけて水で溶いてかっ込む、なんて食べ方をしていた人もあったそうだ。

 厳格な調理法があるわけではなく、使う食材もダイコンのみそ漬けがなければ、野沢菜漬けでもたくわん漬けでも構わない。全部まとめて混ぜ合わせたっていい。信濃町などでは、トウガラシの一種のボタンコショウを使っているという。「そういうところにこだわらないのが郷土料理のいいところでもある」と浜さんは言う。

 冷蔵庫などから取り出した食材をサッサッと包丁で好きなように切り、ボウルに一つにして菜箸でも大きなスプーンでもいいから、同じ食材がまとまらないようにしていく。「5~10分の作業」(浜さん)なので、面倒なことはない。

手際よく「やたら」を作ってくれたクッキングコーディネーターの浜ことみさん。長野市内でキッチンスタジオを主宰してる(松本浩史撮影)
手際よく「やたら」を作ってくれたクッキングコーディネーターの浜ことみさん。長野市内でキッチンスタジオを主宰してる(松本浩史撮影)
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 「やたら」の料理名には、「やたらに入れる」との含意があると伝わる。好き勝手に食材を入れているのだから、なるほどと思える。栄養は満点だ。もう一つの由来は「やたらにうまい」だとか。これも合点がいく。(松本浩史)

 家にいざるを得ない毎日が続く中、せめて観光気分が味わえるよう、各地のグルメをレシピつきで4月29日から5月10日まで毎日1品ずつ紹介します。ぜひ挑戦してみてください。

材料

ナス2個

ダイコンのみそ漬け100グラム

ミョウガ2個

ピーマン1個

大葉3枚

削り節5グラム

作り方

〔1〕ナスとダイコンのみそ漬けは5ミリ角に切ってボウルに入れる。

〔2〕みじん切りしたミョウガやピーマン、大葉を加えて混ぜ合わせる。最後に削り節を入れて、再び混ぜ合わせる。

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