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夏のインターハイ中止で高3アスリートの目標、進路どうなる

平成25年のインターハイで男子400メートルリレーを制した桐生祥秀(左端)ら京都・洛南高のメンバー。桐生は100メートル、200メートルでも優勝した=大分市(安部光翁撮影)
平成25年のインターハイで男子400メートルリレーを制した桐生祥秀(左端)ら京都・洛南高のメンバー。桐生は100メートル、200メートルでも優勝した=大分市(安部光翁撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今夏に予定されていた全国高校総合体育大会(インターハイ)の中止が決まった。部活動に励んできた高校生の集大成の場であると同時に、特に3年生にとってはアスリートとしての将来も左右する重大な大会。落胆と悔しさ、そして諦念。日本一を目標に練習してきた強豪校の生徒らは、やるせない思いとともに決定を受け入れるほかなかった。  (宇山友明)

「地元でV」果たせず

 「悔しい、という思いはあります」。柔道女子の強豪、兵庫・夙川高の桑形萌花主将は、全国高等学校体育連盟が史上初のインターハイ中止を決めた4月26日、率直に本音を吐露した。

 世界選手権2連覇中の阿部詩(日体大)や、2000年シドニー五輪銅メダルの山下まゆみさんらを輩出した同校。阿部詩を擁して団体優勝した一昨年に続く連覇を目指した昨年のインターハイは、準優勝に終わった。全国21府県での分散開催となった今年は柔道の会場が地元・神戸になったこともあり、日本一奪還を目標にチーム一丸となって練習に励んできた。

 だが、コロナ禍が広がるにつれ、雲行きは怪しくなっていった。3月に予定されていた全国高校選手権は2月28日に中止が決定。4月7日には兵庫を含む7都府県を対象に、政府が緊急事態宣言を発令した。中止を知った際は、悔しさとあきらめが入り交じった複雑な気持ちを抱いたという。

 「この経験を乗り越えて、世界で戦えるような選手になっていきたいです」と喪失感を押し殺した。

このまま引退

 高校スポーツ日本一を決めるインターハイは昭和38年以来、半世紀を超える歴史を持つ。夏は陸上、水泳など30競技が実施され、昨年は選手約2万8千人が参加。同世代のライバルと切磋琢磨し、ここから飛躍していったアスリートも少なくない。

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