PR

ニュース プレミアム

コロナ禍で開幕延期のプロ野球、新任監督も続く苦悩

今季ヤクルトの指揮官となった高津監督。新型コロナウイルスの感染拡大で、就任1年目から難しいかじ取りを迫られている =神宮球場(長尾みなみ撮影)
今季ヤクルトの指揮官となった高津監督。新型コロナウイルスの感染拡大で、就任1年目から難しいかじ取りを迫られている =神宮球場(長尾みなみ撮影)
その他の写真を見る(1/2枚)

 新型コロナウイルスの感染拡大でプロ野球の開幕が延期となったことは、新任監督も悩ませている。開幕が2カ月以上も遅れ、自身が初めて公式戦で指揮を執るときすら見通せない日々。その中でも、選手にできる限り寄り添い、ともに戦っている。

 「練習内容も場所も難しい環境だけど、知恵を出し合って工夫しながら頑張っている」。今季からヤクルトの指揮官に就任した高津臣吾監督は、テレビ会議システムを利用した取材で、現状をそう話した。緊急事態宣言が発令されている中、選手は個人練習を続ける。「みんなで一つのボールを追いかけるのが野球のスタイルなので、いいことはほとんどない」というのが偽らざる気持ちだ。

 現役時代は米大リーグだけでなく、韓国や台湾のプロ野球、独立リーグも経験したが、ここまで開幕が遅れるのは前代未聞。チームは密集を防ぐため練習場所や時間を分散して対応しており、指導は困難を極める。「技術的な指示はしていない。できることは少ない中、いろいろ知恵を絞って頑張ってくれとは伝えている」と苦悩を口にした。

 チームではクラブハウス内で食事をするときも、選手同士の私語を禁止にしたり、向かいあって座らないなど多くの決めごとがある。「選手は肩苦しく感じていると思う」と気遣う指揮官は、選手のメンタルケアにも難しさを感じている。

 独身の選手には、自宅での食事について尋ねるなどグラウンド外にも気を使っているというが、「どこか心に穴が開いてしまっているような、寂しげな会話になるのは現実」という。

 何より、公式戦初采配のときが決まらない状況に置かれ、「すごく残念だけど、しようがないと思っている」。選手に今求めることは「(開幕へ)少しずつ前進しているので、足を止めないこと」。その言葉を、自らにも言い聞かせるように話した。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ