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【花田紀凱の週刊誌ウオッチング】〈769〉心配なコロナ不況自殺の増加

新型コロナウィルス感染拡大の影響が大きい外食産業=4月27日、東京・池袋(桐山弘太撮影)
新型コロナウィルス感染拡大の影響が大きい外食産業=4月27日、東京・池袋(桐山弘太撮影)

 どうやら緊急事態宣言は延長されるようだが、この武漢ウイルス問題をいちばん冷静かつ大人の眼で捉えているのは『週刊新潮』だ。

 今週(5月7・14日ゴールデンウイーク特大号)のトップは「『小池知事』煽動(せんどう)でいつまで『命の経済』を止めるのか」。

 和田秀樹氏(精神科医)が憂慮する。

 〈「日本人の価値観は、コロナに感染して死なないためなら、ほかのどんな害を受け入れても平気だ、ということになっている」

 「経済問題が原因の自殺者は、ピーク時に年間9000人いたのが、いま4000人に減っている。しかし、こうして不景気や陰鬱な雰囲気が続くと元に戻りかねず、そうなれば5000人も増えてしまいます」〉

 国際医療福祉大の松本哲哉教授も、

 〈「今後は感染症対策と経済のバランスを考えなければいけないと思います。(中略)経済を無視した感染症対策では、われわれの生活の根源が揺るがされかねません」〉

 順天堂大の奥村康特任教授が今の状況に手厳しい結論。

 〈「交通事故をゼロにするために、自動車を止めてしまうという方策」〉

 都知事選しか頭にない小池知事のパフォーマンスに振り回されてはいけない。

 『週刊文春』(5月7日・14日ゴールデンウィーク特大号)、ブチ抜き40ページのコロナ大特集は31本のワイド型式で、それなりに話題を集めている。が、トップ6ページの特集「アベノマスク検証 担当官は言い放った『数さえ揃(そろ)えばいい』」はいただけない。

 『文春』らしく、あちこちよく取材しているのだが、今、マスク配布の不手際を追及している場合か。

 27ページも費やした大特集「ほんとうの韓国」。読めばつまらなくはないが、「なぜ、今?」と疑問の特集だ。

 『週刊ポスト』(5・8/15GWスペシャル合併特大号)トップは12ページの大特集「あなたの家族の場合 申請すれば『もらえるお金』」。

 日本人はいつからそんなにさもしくなったのか。

(月刊『Hanada』編集長)

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