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【医学部受験の現場から(17)】医療の道を選択してほしい コロナ禍の今、未来を託す 河合塾・山口和彦

医療現場で新型コロナウイルス感染防止の防護服が不足し、代用品として大阪市役所に届けられた雨がっぱ=4月16日
医療現場で新型コロナウイルス感染防止の防護服が不足し、代用品として大阪市役所に届けられた雨がっぱ=4月16日

 かつて医学部に送り出した(塾の)OBたちが先日、大学の晴れやかな卒業式の様子や、国家試験に合格して医籍登録したこと、研修先に配属されたことなどを連絡してくれた。あれからもう6年も経(た)ったかと、とてもうれしく頼もしく思ったものだ。

 いつもなら、彼らもスローに新年度が始まるのだろうが、今年は様相が違っている。新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)に伴う緊急事態宣言とともに、前代未聞の状況下で医療関係者は最前線にいる。今年研修医になったばかりのOBたちでさえ、今は緊張感をもって医療の最前線でこの重大な局面に携わっていることだろう。彼らの活躍には本当に頭が下がる思いだ。

 全世界で医療に必要な物資が不足し、医療関係者の院内感染や死亡例まで報告されている。感染の恐れのもっとも高い環境にいながら、それでも彼らが退(ひ)くことはない。全世界で医療関係者を賞賛(しょうさん)する運動が起きているのは、当然のことではないだろうか。

 世間は火が消えたように人々が外出を控え、学校は多くが休校措置となっている。今の受験生はこの状況をどのように見ているのだろう。

 ここ数年は好景気を背景に、難関の医学部を目指す人が次第に減少していたが、今回の「感染拡大」で医療関係が「危険な職業」として、志願者減少に拍車がかからないかと私は心配している。

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