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【志らくに読ませたい らく兵の浮世日記】パソコン、スマホ越しにお客さん 緊張感の中でしゃべるのが楽しくて…

らく兵
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 新型コロナウイルスの影響で、落語界も大きく変わってきている。

 このコロナ危機のなか、世間ではいろんな仕事が自粛をしている。密閉、密集、密接の3密を避けるための「テレワーク」も自粛の形のひとつだ。

 落語界では、とくに緊急事態宣言後、会のほとんどすべてが中止や延期になった。そんななか、若手落語家が中心になってテレワークの落語会を始めた。ネット配信を通じてお客さんに落語を届ける試みだ。やがてそのうち、会場の閉鎖などに伴って、売れっ子の真打もネット上で落語会を開くようになってきた。

 橘家文蔵師匠は毎週、ゲストとともに落語会を生配信している。春風亭一之輔師匠は、出演予定だった寄席が中止になり、その10日間、毎日同じ時間帯に落語を配信。立川談笑師匠は、オンラインサロンで落語音源を配信している。私と同じ立川志らく一門の、兄弟子の立川こしらは、総勢20名ほどの落語家やゲストたちと、ゴールデンウイーク期間中にネットで落語家フェスティバルを開催中だ。他にもたくさんの落語家が、それぞれの方法で落語をお客さんに届けている。

 私は兄弟子の立川志ら乃の、無観客配信の落語会に参加させてもらった。無観客だから、もちろん目の前にお客さんはいない。その場で落語を聞いているのは他の落語家と、撮影のスタッフだけ。

 だけどカメラの向こうでは、パソコンやスマホ越しに、お客さんが落語を聞いている。誰かに聞いてもらうなかで落語をやるのは1カ月ぶりだ。緊張感の中でしゃべるのが楽しくて、いつもより夢中になってしまった。ひとくちに「テレワーク」と言ってもいろいろあるだろうけど、普段より汗だくでのめり込む「テレワーク」も珍しいかもしれない。

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