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家飲みに復興支援の高級リキュール、地中海の味を瀬戸内で

 ブラッドオレンジの果汁を使った高級リキュールの新商品「ブラッドオレンジェリス」(500ミリリットル、税込み1万1千円)が今春、かんきつ王国・愛媛県の酒類卸売業「名門サカイ」から発売された。実は地元の同県宇和島市はブラッドオレンジの産地。生産農家は平成30年の西日本豪雨で大きな被害を受けており「復興の手助けをしたい」と発案したものだった。新型コロナウイルスの感染拡大は酒の消費にも影響を与えているが「家飲みで、ちょっとぜいたくをしてみては」と同社の松為(まつい)教輔社長(59)は話している。

地中海原産、イタリアで愛飲

 ブラッドオレンジは赤い果肉が特徴。ブルーベリーなどでおなじみのポリフェノール、アントシアニンを含んでいる。地中海原産で、イタリアの人たちは「健康によい」とジュースとして愛飲しているという。同市で19年に栽培が始まり、今では年間生産量約250トンになっている。

新発売のブラッドオレンジェリス
新発売のブラッドオレンジェリス
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 そんな産地を2年前の7月、西日本豪雨が襲った。

 同市の生産農家は多くの畑が土砂とともに流され、大打撃を受けた。被災地を目にした松為さんは「こんなことが本当に起きるのか」とがくぜんとしたという。そして「なんとか復興を手助けしたい」と新商品の開発を決意した。

 これまでもブラッドオレンジを使った果汁16%のリキュールを手掛けていた経験があった。しかし新商品は「できるだけ多くの果汁を入れたい」と、果汁濃度60%の商品を発案。農家やJAの協力のもと、梅酒づくりに定評のある松山市の「栄光酒造」がリキュールづくりを担当した。

 甘さだけではおいしいリキュールは作れないといい、松為さんたちはモロ、タロッコの2種類のブラッドオレンジのほか、宇和島産の河内晩柑(ばんかん)、せとか、レモンといったかんきつ類もあわせ、試行錯誤を繰り返した。その結果、香りが立ち、コクのある口当たりのプレミアムな「おとなの味」の実現に成功した。

地域の力が結集

 ボトルやパッケージ、ボトルを包む風呂敷のデザインは、宇和島市三間町で酒類販売「糀屋」も営むデザイナー、白鳥未来さんが担当した。

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