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新潟でLCC「トキエア」構想 新型コロナ禍からのV字回復に

トキエア(仮称)の事業構想を説明するトキ・アビエーション・キャピタルの長谷川政樹社長=2月4日、新潟市中央区(池田証志撮影)
トキエア(仮称)の事業構想を説明するトキ・アビエーション・キャピタルの長谷川政樹社長=2月4日、新潟市中央区(池田証志撮影)
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 新潟に格安航空会社(LCC)を-。新潟空港を活用し地域活性化につなげようと、準備会社「トキ・アビエーション・キャピタル」(東京都)がLCC「トキエア」(仮称)を立ち上げるための出資を募っている。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で観光業や旅客輸送業は厳しい状況に追い込まれているが、同社の長谷川政樹社長(52)は「V字回復の象徴として、故郷、新潟に貢献したい」と意気込む。(池田証志)

諦めていた新潟県民

 「革新的な地方ネットワーク航空会社を設立し、新潟の経済活性化を実現したい」

 今年2月、新潟商工会議所と新潟経済同友会が新潟市内で開いた「新潟空港活性化セミナー」。参加した事業主らを前に、長谷川社長はこう切り出した。

 長谷川社長は新潟県加茂市出身。日本航空に入社し、破綻した同社の更生に関わった。平成23年に新潟県庁に入庁し、港湾振興課に勤務。その後、LCC「ジェットスター・ジャパン」(千葉県成田市)の設立に立ち会った。

 航空業界の酸いも甘いもかみ分けた長谷川社長が新潟空港をハブとするLCC構想を抱いたのは、5年ほど前のこと。「新潟は航空運賃が高く、県民は旅行を諦めている。もし安ければ、旅客需要を喚起できるはずだ」。当初は素朴な思いだった。

 ジェットスターで経験した低コスト運営なら運賃を下げられると考え、県庁や航空業界の仲間たちと話し合いながら着実に歩みを進め、昨年4月に新潟県新潟空港活性化アドバイザーに就任。同年12月に準備会社の設立にこぎつけた。

最新の小型機を導入

 事業計画によると、トキエアは佐渡、仙台、札幌丘珠、関西、中部などの各空港と新潟空港を結ぶルートを想定。新潟県からの旅客だけでなく、日本酒やコメなどのグルメや自然、観光といった新潟県への旅客も見込む。

 機材は仏ATR社の新型機を導入する予定。平成26年4月から定期便が運休している佐渡空港の滑走路(890メートル)にも対応できる最新の小型機だ。移動手段が船に限られている佐渡で「観光客の拡大につながる」(花角英世新潟県知事)ことが期待される。

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